HUAWEIのウェアラブル ラインアップ(2021年3月)

アメリカ政府との厳しい関係が続いているHUAWEI(ファーウェイ)ですが、製品開発が完全にストップしているわけではありません。ウェアラブル端末は高機能&高価格な「WATCH」シリーズ、シンプル&低価格な「Band」シリーズに加えて、新たに高精細な大画面と高い使い勝手を両立した「WATCH FIT」シリーズが登場して来ました。ラインアップに突出して革新的な製品は見当たりませんが、基本的な仕様が充実していて、特にバッテリー性能が優れていて、それでいて価格が低く抑えられているのは大き過ぎるくらいの長所と言えるでしょう。アメリカの制裁により、ファーウェイは部品入手に問題を抱えていると思われるため、今後の展開については予断を許さないところがありますが、アメリカと中国の関係改善が実現すれば、世界を席巻する力は依然として持っているのだと思われます。

ウェアラブル

HUAWEI WATCH GT2 Pro

2020年10月発売モデル。オフィシャル価格:39,380円
サファイアガラスとチタンフレームの組み合わせで軽量&丈夫でありながら、高いデザイン性を実現した上位モデルです。100種以上のワークアウトモードを搭載していて、フォームデータを計測できるゴルフや、コースの傾斜や通過時の平均速度も記録出来るスキーやスノボなどの専用モードも充実しています。睡眠、ストレス、心拍数のモニタリング機能など活動量計としての働きはもちろんのこと、約500曲の音楽データを保存できたり、スマホとのBluetooth接続によって本体で通話もできるなど、普段の生活でも幅広い用途に使用できるモデルとなっています。


サファイアガラス│2週間持続するバッテリー│プロフェッショナルワークアウト

HUAWEI WATCH GT2e

2020年4月発売モデル。オフィシャル価格:21,780円
「HUAWEI WATCH GT2」の46mmモデルをベースとして、バンドや外観がスポーツ系のものとなり、ほぼ共通の機能ながらBluetooth経由での通信機能はカットされた安価版モデルです。


約2週間の長持ちバッテリー
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HUAWEI WATCH GT2

2019年12月発売モデル。オフィシャル価格:25,080円
機能と価格のバランスのレベルが高いメインモデルです。大きめの46mmサイズと、小さめの42mmサイズの2つのモデルがありますが、約2週間という圧倒的なバッテリー性能や、Bluetoothを利用した通話機能は、46mmサイズモデルだけの機能なので要注意です。しかし、42mmサイズモデルも約1週間持続するバッテリー性能を持ち、リアルタイム心拍測定や、ストレスレベルの測定など、他の機能については46mmサイズモデルと共通となっています。また、46mmサイズモデルには無いエレガントな装いにすることも出来るので、使い方によってサイズを選択する必要がありそうです。


さらなる探求を

HUAWEI WATCH GT

2018年11月発売モデル。
外観については後継モデル「GT2」と変わらない旧モデルです。基本的な機能、精細なディスプレイについても大きな差はありません。46mmサイズモデルで約2週間という長寿命なバッテリー性能についても同じですが、後継モデル「GT2」と比べてしまうと、GPSの連続使用時間は短くなっており、対応するワークアウトの種類も少なくなっています。後継モデルと大きくは変わらないものの、そこはやはり旧モデルということでしょう。


READY TO EXPLORE

HUAWEI WATCH FIT

2020年10月発売モデル。オフィシャル価格:15,180円
日々の活動力を測定するだけでなく、睡眠やストレスレベルのモニタリングも行ってくれ、単独でのGPS機能も備えています。Apple Watchに対抗するようなスマートウォッチと考えてしまうと見劣りしますが、活動量計としては十分すぎる高機能なモデルとなっています。約10日間の連続使用が可能というバッテリー性能に加えて、大画面を生かした動画によるガイダンス機能があり、安価な「Band」シリーズとは異なる立ち位置のモデルとなっています。


大画面AMOLEDディスプレイ | フィットネス動画内蔵 | 10日間持続するバッテリー
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HUAWEI Band4e

2021年2月発売モデル。オフィシャル価格:3,278円
通常のリストバンド型としてだけでなく、バンドを外すことで靴に装着することを想定しているHUAWEIにしては野心的なモデルとなります。靴に装着することで、ランニングの設置パターンやサイクリングのケイデンス、バスケットボールのジャンプなどのパフォーマンスの測定が可能となっていて、GPS搭載モデル「HUAWEI WATCH GT2」などと連携させることでさらに豊富なデータを取得できるようになっています。代わりに本体のディスプレイなど、単独での活動量計としての機能は簡素化されていて、カラーバリエーションもブラック1色のみという地味な展開となっていますが、本体価格もしっかり下がっていて、このモデルで計測できるデータが欲しい!という人には納得感のありそうな仕様となっています。


ランニングフォーム分析│サイクリングケイデンスモニタリング│バスケットボールパフォーマンストラッキング

HUAWEI Band4 Pro

2020年1月発売モデル。オフィシャル価格:9,680円
GPS機能を内蔵したリストバンド型のウェアラブル端末です。特筆するような個性的な機能はありませんが、活動量計としての基本的な機能の他、最大酸素摂取量などの測定も可能となっていて、価格と機能のバランスが高いモデルとなっています。


GPS搭載|リアルタイムトレーニング|24時間心拍計測
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HUAWEI Band4

2019年11月発売モデル。オフィシャル価格:5,280円
GPSは内蔵していませんが、歩数や消費カロリー測定などの一般的な活動量としての機能の他、心拍測定や睡眠モニタリングなども可能となっているライトユーザー向けの活動量計です。ただ、安価さを追求すると他にも似たようなモデルが存在するうえ、どうしてもこのモデルでなくてはならないような個性的な魅力はそれほど無いかもしれません。


多彩なウォッチフェイス | 内蔵USBプラグで簡単充電 手軽に健康管理
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HUAWEI Band3 Pro

2018年10月発売モデル。
GPS機能を内蔵したリストバンド型のウェアラブル端末の旧モデルです。後継モデルは「HUAWEI BAND4 Pro」となります。「HUAWEI BAND4 Pro」と比べてしまうと、バッテリー性能が短かったり、対応ワークアウトが少なかったり、本体色のバリエーションが少なかったり、当たり前のことながらどうしても見劣りしてしまいますが、GPSを内蔵していない廉価版モデルの「HUAWEI Band4」よりはこちらの方がベターという場合もあるかもしれません。


GPS搭載。軽快トレーニング
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