GPSが不要ならトップクラスの機能を持つライフログトラッカー。GARMIN「vivosmart 3」

もともとはGPS機器メーカーであるGARMINですが、この「vivosmart 3」にはGPS機能が搭載されていません。

バンドの金具がシルバーっぽい「L」サイズ↓


GARMIN(ガーミン) アクティブトラッカー 活動量計 vivosmart 3 Black ブラック (バンドLサイズ) 心拍 歩数 防水 010-01755-70【日本正規品】

バンドの金具がゴールドっぽい「S」サイズ↓


GARMIN(ガーミン) アクティブトラッカー 活動量計 vivosmart 3 Black ブラック (バンドSサイズ) 心拍 歩数 防水 010-01755-71【日本正規品】

得意のGPS機能を外しているのは、もちろんその方が価格、そしてサイズでライバル製品に対抗しやすいとメーカーが踏んでいるからでしょう。

リストバンド型ライフログ端末の最近の流行りは、何と言っても「光学心拍計」でしょう。「vivosmart」シリーズで初めて光学心拍計を搭載したのは2015年発売の「vivosmart HR J」です。そして、2016年には光学心拍計を搭載しつつ、さらにGPS機能も搭載した「vivosmart J HR+」が登場します。

「光学心拍計」と「GPS」の2つを備えることで、ウォーキングはもちろん、ランニングやサイクリングなど移動距離が長いアクティビティでの使いやすさは大幅に高まります。しかし、「vivosmart J HR+」の価格は2万円を大きく超えます。高機能=高価格という当然の結果です。そして衛星からの電波を受信する機能が必要なため、これも当然の結果として本体のサイズも大きくなっています。

何かの運動の時にだけ装着するのではなく、24時間付けっぱなしで生活全体のリズムや運動量を測定するのがメインの役割であるライフログ端末の場合、付けていることを忘れるくらいの存在感が理想です。そしてもちろん安価な方がベターです。

そこで登場することとなったのが、この「vivosmart 3」です(たぶん)。

「光学心拍計」での心拍数はもちろん、歩数、距離、消費カロリー、運動量、睡眠状態の記録などライフログ端末に期待される計測機能はしっかりとカバーしつつ、本体の重さは「vivosmart HR J」の約29.6gから、Lサイズで21.5gと3割近くも減少させています。付けているのを忘れるほどの重さとは言えないでしょうが、前進しているのは確かです。

それでいて、「vivosmart HR J」に搭載されていた機能は全てカバーしています。さらに新機能として、ストレスレベルを測定してくれたり、リラックスするための呼吸をアシストしてくれたり、運動能力の目安となる最大酸素摂取量を測定してくれたりと、追加で出来ることが増えています。

もちろん、しょせん手首で計測しているだけなので、どの機能についても医療やプロアスリートレベルで使えるのかというと、そんなことは無いでしょう。

しかし、毎日装着して気楽に自分の活動量を記録したり、振り返ったりする際には色々な項目があった方が変化に気がついたり、単純に楽しめたりしそうです。

アウトドアでの長距離のウォーキングやランニング、サイクリングなどをメインとして行っている人にとっては、GPS機能が無いことが致命傷となる可能性はありますが、GPSを搭載しないことで比較的安価で、コンパクトで、その割に高機能という現在のライフログ端末のトレンドの先端に位置するモデルと言えるでしょう。ライバルはおそらくfitbitの「Alta HR」ということになりそうです。

■vivosmart 3のスペック

測定項目歩数・心拍数・上昇階数・距離・運動量・消費カロリー・睡眠状態
バッテリー持続期間最大5日間
サイズディスプレイ部分:幅18.5×厚さ9.8mm(バンドサイズ S / M:122〜188mm、L:148〜215mm)
重さS:20.4g / L:21.5g
防水レベル水泳可能

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