とっても軽いけど、掃除も軽めが良さそうなコードレスクリーナー。日立「PV-BFL1」

驚きの軽さを誇るコードレスクリーナーです。



日立 掃除機 コードレス スティッククリーナー PV-BFL1 N(シャンパンゴールド)

日立のコードレスクリーナーの現行モデルには3つの系統がありますが、この「PV-BFL1」は、その中で最も軽量なモデルとなります。

その重さ、なんと1.4kgです。

これは本体だけの重さではありません。ヘッドや延長管を装着した、すぐに掃除出来る状態での重さです。本体だけだと950gと驚きの1kg切りです。

うん、これは軽いです。

コードレス掃除機の最強ブランド、ダイソンの最新モデル「V11」の重さが、本体だけで1.7kg、標準の付属品を装着すると2.72kgとなっているのと比べても、かなり軽いことが分かります。なにしろ、機能を削ぎ落とした取り回しの良さが大きな特徴であるマキタの大人気コードレス掃除機「CL107FDSHW」でさえ、本体だけで1.1kgあるのです。

それでいて、この「PV-BFL1」は自走式の回転ブラシを備えた床用ヘッドが標準ヘッドとなっています。当然、その床用ヘッドも軽いのですが、手もとの操作に合わせて回転することで小回りが効くようになっていたり、壁ぎわのゴミを取りやすくなっていたり、糸クズなどがブラシにからみにくくなっていたりと、単なる吸い口よりはだいぶ高機能なものとなっています。

ただ、この「PV-BFL1」にはちょっと気になるところがあります。

それは、吸い込めるゴミの容量が根本的に少ないということです。

その容量は、たった0.15リットルとなっており、これは0.5リットルを超えるとされるダイソン「V11」、0.33リットルの紙バッグを使用するマキタ「CL107FDSHW」などよりもだいぶ少ないと言わざるを得ません。

ちなみに同じ日立ながら別系統となるコードレスクリーナー「PV-BH900G」の集塵容量は0.2リットルとなっています。「PV-BH900G」は「メインで使える」という触れ込みになっていて、この「PV-BFL1」がそうなっていない理由が、わずか50gの集塵容量の違いだけということはないでしょうが、この「PV-BFL1」を使ってガシガシと気合いを入れて掃除をしようとすると、掃除の途中でゴミ捨てを強いられるような危険性が集塵容量の多いモデルと比べて高いということは間違いありません。

しかし、何はともあれコードレス掃除機にとって「軽さ」が強力な魅力であることも確かです。

いつもだいたい(例えばロボット掃除機を使って)掃除はしてあるから、気付いた時にサッと出して、サッと掃除できればそれでOK!という使い方にピッタリのモデルと言えるでしょう。

■PV-BFL1のスペック

発売2019年2月
集じん容量0.15L
吸込み仕事率-
運転時間強:約8分 / 標準:約30分(自走ヘッド非使用時:45分)
充電時間約3.5時間
運転音-
サイズ高さ230×幅230×長さ1,000mm(スティック時)
重さ1.4kg(本体:0.95kg)
バッテリー寿命(充電回数)約1,100回
バッテリー価格-

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