これくらいで「ちょうどいい」はず、と妥協してくる東芝のコードレス掃除機「VC-CL1500」と「VC-CL500」

東芝ブランドの誇るサイクロン掃除機シリーズ「トルネオ」のコードレスタイプです。

グランレッド↓


東芝 サイクロン式スティッククリーナー トルネオ ブイ コードレス VC-CL1500-Rグランレッド

グランブロンズ↓


東芝 サイクロン式スティッククリーナー トルネオ ブイ コードレス VC-CL1500-Nグランブロンズ

「日本の家にちょうどいいコードレス」だそうです。

東芝の家電部門は、2016年に中国のマイディアグループの傘下に入りましたが、日本人に馴染みのある東芝ブランドは維持されています。

なので「日本の家」のことも熟知していますよ、日本の家にとってのちょうど良さも分かっていますよ、みたいなことなのでしょうたぶん。

メーカーによると、この「VC-CL1500」(「VC-CL500」も同じ)は、ちょうど良い「吸引力」、ちょうど良い「操作性」、ちょうど良い「軽さ」、ちょうど良い「お手入れ」、ちょうど良い「運転時間」を備えているのだそうです。

確かに何ごとも、やり過ぎは良くありません。

「ちょうどいい」。

やり過ぎるよりは良さそうです。

まずは「吸引力」ですが、1分間に約11万回転するというモーターから生み出されるパワーは、約125,000回転するというダイソンには及ばずとも、それなりに期待出来そうです。3つの気流でゴミを分離するというサイクロン機構「バーティカルトルネードシステム」も、本体内にある「排気清浄フィルター」にちょっと頼っている感じはするものの、使用上の不都合は無さそうです。少なくとも「ちょうどいい」と言われれば、まあそうかな、と思えるレベルです。

片手でも扱いやすいように持ち手が工夫されていたり、重量バランスが調整されていたりする「操作性」についても大丈夫そうです。本体で1.4kg、使用するときの総重量1.9kgという「軽さ」も「ちょうどいい」というのに十分な重さでしょう。ゴミのサイズを約1/3に圧縮してくれるダストボックスは、水洗いをすることも出来て、「お手入れ」も「ちょうどいい」と言える感じはあります。

ただ、ちょっと気になるのは「運転時間」です。

この「VC-CL1500」(「VC-CL500」も同じ) の運転時間は、 強モードで約8分、最長でも25分です。

、、、。

これは「ちょうどいい」とは言えないのではないでしょうか?

そして、さらに気になってしまうのが充電時間です。

なにしろ、この「VC-CL1500」(「VC-CL500」も同じ) の充電時間は5時間です。

ライバル(たぶん)となるダイソンの最新モデル「V10」の運転時間は強で5分ですが、最長は約60分です。そして、充電時間は3時間半しかかかりません。

ダイソンだけではありません。

シャープやパナソニック、日立、三菱電機、さらには人気コードレス掃除機のマキタのモデルも、それなりの運転時間と、この「VC-CL1500」(と「VC-CL500」)よりも短い充電時間となっているのです。

■主なコードレス掃除機の運転時間と充電時間

製品(メーカー)運転時間(最短~最長)充電時間
VC-CL1500(東芝)8~25分約5時間
V10(ダイソン)5~60分約3.5時間
CL107FDSHW(マキタ)10~25分約22分
PV-BFH900(日立)8~60分約3.5時間
EC-AR2S(シャープ)8~30分約80分
MC-SBU820J(パナソニック)6~65分約3時間
HC-JXH30P(三菱電機)8~40分約1時間半

うーん。

これは、どうなのでしょう。

率直に言って、これが「ちょうどいい運転時間」とは言えないような気がします。

というか、よく考えると「ちょうどいい」性能を追求するということ自体、単純に性能アップを目指すことと、必ずしも一致しないような感じがしないでもありません。

この「VC-CL1500」(と「VC-CL500」)の「運転時間」を見てしまうと、何となく「これくらいでいいでしょ」と、妥協してしまっているような気がして、他の「ちょうどいい」ポイントについても、印象が色褪せていってしまう感じもしてしまうのですが、「運転時間」を別にすれば、この「VC-CL1500」(と「VC-CL500」)には、ミクロのゴミを感知するセンサーが付いていたり、アイドリングストップ機構が付いていたり、床の菌を除去する機能がヘッドに付いていたりして、コードレス掃除機としての全体的な仕上がりは別に悪くはありません。

「運転時間」を我慢出来れば、他のポイントについては割と「ちょうどいい」と考えることは出来そうです。

ちなみに「アタッチメント付きフルスペックモデル」とされる「VC-CL1500」と、「スタンダードモデル」とされる「VC-CL500」との違いは、本体カラーの他は、付属品の数です。

「スタンダードモデル」の「VC-CL500」には、「エアブローノズル」「丸ブラシ」「すき間ノズル」が付いて来ますが、「フルスペックモデル」の「VC-CL1500」にはそれに加えて、「付属品用ホース」「ふとん用ブラシ」そして、「付属品収納バッグ」が付いて来ます。

性能については変わらないので、純粋に付属品に魅力を感じるかどうかという点だけで選択してしまって問題ないでしょう。

■VC-CL1500/VC-CL500のスペック

発売2018年7月
集じん容量0.2L
吸込み仕事率-
運転時間強:8分/標準:20~25分/おまかせ:8~20分
充電時間約5時間
運転音-
サイズ幅266×奥行1030×高さ224mm
重さ(使用時標準)1.4kg(1.9kg)
バッテリー寿命-
バッテリー価格-

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