パワフルモードは少し背伸び気味だけど、結局使い勝手の良いマキタのコードレスクリーナー「CL107FDSHW」

まさにシンプル。

この「CL107FDSHW」に限った話ではありませんが、電動工具を主力製品とするマキタの製品だけあって、まさに掃除用具といったたたずまいです。



マキタ 充電式クリーナ 10.8V バッテリー・充電器付 CL107FDSHW

この「CL107FDSHW」に搭載されているバッテリーは10.8Vで、マキタのコードレスクリーナーにはさらにパワフルな14.4V、18Vのバッテリーを搭載するモデルが存在します。

しかし、この「CL107FDSHW」は単にパワーが弱い下位モデルではありません。

最大の特徴は吸引力の指標である、吸込仕事率の高さです。

この「CL107FDSHW」の吸込仕事率は、ダストバッグを装着した際のパワフルモードで32Wとなっていて、これは18Vモデルである「CL182FDRFW」の42Wと比べると、さすがに見劣りするものの、14.4Vモデルである「CL142FDRFW」の34Wには十分匹敵するレベルの吸引力となっています。

同じ10.8Vのバッテリーを装着する「CL106FDSHW」の吸込仕事率が19Wに留まっていることを考えると、かなりの吸引力を発揮していることが分かります。

もちろん、この「CL107FDSHW」の32Wという吸込仕事率はあくまで「パワフルモード」の場合であって、「パワフルモード」より下の「強」モードだと20W、さらに下の「標準」モードだと5Wにまで吸込仕事率の数字は落ちてしまいます。

なんだ「パワフルモード」の時に吸引力を底上げしてるだけなのか、、、。

と思ってしまいますし、まあ実際その通りなのですが、実はこの「パワフル」「強」「標準」と3つの運転モードを選べるのは、バッテリー交換式となっているマキタのコードレスクリーナーでは、この「CL107FDSHW」だけだったりします。

いざという時には「パワフルモード」にすれば上位クラスレベルの吸引力を発揮することが出来るというのは、使い勝手の良さにつながります。そして、もちろん10.8Vのバッテリー搭載モデルは、14.4V、18Vのモデルよりも本体価格が安く、重量も軽くなっているのです。

ある程度のパワーが期待できて、安くて、軽い。

結果として、この「CL107FDSHW」は数あるマキタのコードレスクリーナーの中でもバランスの良いモデルになっていると言えるでしょう。

急速充電が可能なバッテリー構成となっていることや、掃除中トリガーを握り続ける必要のないスイッチ切り替え式ということと、手を汚さずにゴミを交換できる紙パック式というところも、家庭での使用に向いていると言えるでしょう。さらにLEDライトも付いています。

ただ。

この「CL107FDSHW」に限らず、マキタのコードレスクリーナーは床用ヘッドに回転ブラシは付いていません。

フローリングの掃除ならば不都合はありませんが、カーペットの掃除には向かないということは理解しておく必要があるでしょう。

■CL107FDSHWのスペック

集じん容量330ml(紙パック)・500ml(ダストバッグ)
吸込み仕事率5W(標準)/20W(強)/32W(パワフル)
運転時間約10分(パワフル)/約12分(強)/約25分(標準)
充電時間22分
運転音-
サイズ長さ455×幅112×高さ150mm
重さ1.1kg(バッテリー含む)
バッテリー寿命-
バッテリー価格7,200円

コメント