予想以上にハイパワーな日立の加湿空気清浄機、クリエア「EP-KVG900」

日立 ステンレス・クリーン クリエアEP-KVG900

シャンパン↓


日立 PM2.5対応加湿空気清浄機 ステンレス・クリーン クリエア EP-KVG900-N(シャンパン)

パールホワイト↓


日立 加湿空気清浄機 ステンレス・クリーン クリエア EP-KVG900-W(パールホワイト)

あなどれないハイパワー

この「EP-KVG900」には、”「ワイドスピード集じん」で、すばやくきれいに”というキャッチコピーがつけられています。

「すばやくきれい」という言葉は、すでに多くの製品で多用されているようなイメージがあります。何をもって「すばやく」なのか、何をもって「きれい」なのか、言った者勝ちなところもあるので、正直言ってこれを鵜呑みには出来ません。

そんな若干疑い混じりの目でこの「EP-KVG900」の仕様を見てみると、、、

清浄時間:8畳なら7分

、、、え?

8畳を7分?!

これって結構早いのじゃないでしょうか?

ちなみに国内3大空気清浄機メーカー(私撰)と言われるパナソニック、シャープ、ダイキンのトップモデルの清浄時間を確認してみると、

パナソニック「F-VXK90」→8畳を約7分
シャープ「KI-EX100」→8畳を約6分
ダイキン「MCK70R」→8畳を約9分

おおー。

十分に対抗できるスピードです。

「すばやくきれいに」というキャッチコピーに偽りまったくないようです。

さらに、この「EP-KVG900」は加湿に関してもなかなかのハイパワーです。

加湿量は、なんと驚きの800ml/h。

国内3大メーカー(私撰)の空気清浄機の加湿量を確認してみると、

パナソニック「F-VXK90」→830ml/h
シャープ「KI-EX100」→850ml/h
ダイキン「MCK70R」→630ml/h

おおー。

清浄時間と同様にパナソニック、シャープとほぼ同レベルで、ダイキンを押しのける勢いです。

パワーに関しては国内トップクラスと言っても問題なさそうです。

メンテナンスがラク

この「EP-KVG900」には「ステンレスクリーンシステム」が採用されています。

「システム」なんて言われると、このボタンを押して、この数値を設定してみたいな複雑なイメージを想像してしまいますが、この「ステンレスクリーンシステム」は吹き出し口、プレフィルター、フラップなど空気の通り道となるところにステンレスコーティングを施しているというだけのことのようです。

これで「システム」?

「ステンレスコーティング」で良いんじゃないの?

と思ったりもしますが、この「ステンレスコーティング」をすることにより、除菌&抗菌作用が期待出来るということなので、まぁ悪いことではありません。

また、この「EP-KVG900」の集じんフィルター、脱臭フィルター、加湿フィルターの交換目安は約10年となっており、国内3大メーカー(私撰)の空気清浄機と変わらぬ、ほとんどメンテナンスフリーのフィルター構成となっています。

もちろん、加湿機能周りを中心に水で濡れる部分の定期的な清掃は必須ですが、これは他のメーカーの製品も同様です。

さらにこの「EP-KVG900」は脱臭フィルターが「洗える脱臭フィルター」となっており、フィルターにニオイが付着してしまった場合に洗い落とすことが出来るようになっています。

フィルターが洗える方が良いのかどうかは、そのフィルターが元々持っている性能にも関わって来るので、どちらが良いかは何とも言えないところですが、洗えた方が気分的にはリセット出来そうな感じはします。

まとめ

この「EP-KVG900」は国内トップクラスのパワーを備え、お手入れについても比較的楽な仕様になっていると言えそうです。

国内の主要製品と比べて見劣りしてしまうという心配は無さそうです。

しかし、国内の主要製品と比べて抜きん出ているところがあるか、というと特にそんなこともなさそうです。

旧モデル(EP-JV700)では光触媒を利用して脱臭力が回復するという独自の機能があったりしたのですが、この「EP-KVG900」にはそのような特殊な機能はありません。

あえて言うなら、国内3大メーカー(私撰)の空気清浄機にもれなく搭載されている「プラズマ〜」や「ナノ〜」などのイオン兵器が「EP-KVG900」にはありません。

イオン兵器の効果のほどが分かりにくいからなのか、単にイオン兵器を製造出来ないためなのか、理由は定かではありません。

どちらにせよ、イオン論争にはうんざりだという人にとっては選択しやすくなっている製品なのかもしれません。

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