「空気を水で洗う」ベンタのエアウォッシャー。
24畳向けのLW25
ブラック↓
LW25 ベンタ エアウォッシャー / ブラックメタリック
ホワイト↓
LW25 ベンタ エアウォッシャー / ホワイトグレー
そして、12畳向けのLW15
同じくブラック↓
LW15 ベンタ エアウォッシャー / ブラックメタリック
同じくホワイト↓
LW15 ベンタ エアウォッシャー / ホワイトグレー
この「LW25」「LW15」の他に、シリーズの最大モデルとして加湿45畳向けの「LW45」がありますが、3モデルとも機能は全て同じです。
細かく見ると、LW45とLW25の運転速度が3段階なのに対し、LW15だけが2段階となっていますが、LW15は元々のパワーが小さいので大きな問題では無いと思われます。
それよりも問題となるのは、この「エアウォッシャー」がかなり独特な製品だということです。
基本的に、この「エアウォッシャー」は部屋の空気を取り込み、それを綺麗な水の中にくぐらせることで、空気を綺麗にしていくというものです。水を通すことで、部屋の空気が乾燥している場合には、ほどよく水分を含ませた状態で放出されてくるというわけです。
空気を取り込むためのファンの回転数は制御出来ますが、操作出来るのはその点のみです。
国内メーカーの加湿器のように、温度に合わせて加湿量を変えたり、目標湿度を設定したり、湿度が高くなったら運転を止めたりという細かなことは一切出来ません。
ただ、空気中に含まれる水分量は気温によって決まっているので、部屋の空気が十分に湿度を持っていれば、それ以上に湿気が含まれることはありません。水分を気化させやすいフィルターを使用したり、熱することで強制的に水分を気化させる通常の加湿器との違いはそこにあります。
偉大なるローテクというわけです。
この仕組みを考えると、「加湿器」というより、「加湿機能付空気清浄機」という方がより正確なのかもしれませんが、「空気清浄機」としてみると、それはそれで微妙なところもあります。
まず、国内メーカーの多くの空気清浄機が搭載しているセンサーがありません。
ゴミが舞おうが、臭いがしようが、このエアウォッシャーは淡々と動き続けるだけです。
なにしろ、ローテクなのです。
この「エアウォッシャー」は30年前に発明されたそうですが、もしかすると、そこからほとんど進化していないのかもしれません。
前向きに考えれば、それだけ完成度が高いという評価も可能です。
基本的に長時間稼働させておくことが前提となる製品ですが、極めて少ない消費電力のおかげで運転コストはほとんど掛かりません。
部屋の片隅に置いておいて、常に少しずつ部屋の空気をキレイにしている。
そんな縁の下の力持ち的な存在が向いているのかもしれません。
ただ、この「エアウォッシャー」の運転音は最大で42dB(LW15は32dB)なので、ついついその存在に気が付いてしまうかもしれません。
また、設置場所も推奨は「部屋の中央」となっているので、嫌でも目についてしまうという可能性もなくはありません。
ちょっと目立ちたがりな脇役というところでしょうか。
少し頑固な感じはしますが、悪いヤツではなさそうです。
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