魅惑のツボ型加湿器はリニューアル後も変化なし。バルミューダ「Rain」

バルミューダのツボ型加湿器「Rain」です。

この「ERN-1100UA」は2017年に発売されたリニューアルモデルです。旧モデルは「ERN-1000」シリーズとなります。



BALMUDA 気化式加湿器 Rain Wi-Fiモデル ERN-1100UA-WK

新型Rain「ERN-1100UA」は、旧モデル「ERN-1000」と何が違うのかというと!

内部構造が見直され、お手入れが簡単になったそうです!

おおー。

もともと「Rain」はタンクレス構造というか、全身これタンクという構造となっているので、それほど複雑な仕組みにはなっていません。本体の上からカパカパとパーツを取り外していきながら掃除をしていけば良いようになっています。

それがさらに簡単になったとはグッドですね!と言いたいところですが、実は新モデルと旧モデルとで具体的に何が異なっているのか、明確に説明がされていません。

しかし、旧モデルと新モデルの取扱説明書を見比べてみると、旧型Rainでは、給水ボウルの下に「給水ボウルプレート」を敷いて給水ボウルを水平に保つようになっているのに対し、新型Rainでは「給水ボウルプレート」そのものが無くなっています。

なるほど、確かに構造的に違っているようです。

ただ、よくよく見ると、新型Rainの場合、始めから「給水ボウルプレート」がセットされてしまっているような印象を受けます。そう言えば、旧型Rainの「給水ボウルプレート」も一番初めの組み立ての時に本体の底部にセットするだけで、その後のお手入れなどでこの「給水ボウルプレート」を取り外したりする必要は無いようです。

初めにセットするだけでその後外さないなら、出荷の時にセットしておいた方が良いんじゃない?

というユーザー目線のリニューアルがされたということなのかもしれません。さすが、新しい企業は対応が早いね!と、イイね!でもしてみたくなりそうですが、よく考えると、この場合、お手入れ面ではちっとも簡単になってないのでは?という疑問も浮かんできます。内部構造についても見直されたというより、組み立て手順が変わっただけなのでは?という気もしてきます。

、、、。

それじゃ、ちょっと話が違うんじゃないですか!と小市民的イライラが募ってくるところですが、しかしもう一度よく考えれば、旧型Rainと新型Rainの違いはもっと別のところにあるという可能性はまだたっぷり残されているわけです。

それなら、どこが違うのか、ちゃんと説明してくださいよ!とますます小市民的イライラが抑え切れなくなりそうですが、ここは冷静になる必要があります。

一呼吸おいて、考えてみましょう。

「給水ボウルプレート」が最初から付いているのと、いないのと、どちらが良いのでしょうか?

、、、。

そうです。

どうせ付けるなら、最初から付いていた方が良いに決まっています。

つまり経緯はどうあれ、少なくとも間違った方向には進んでいないのではないです、たぶん。

まあ、メーカー自身が旧型Rainと新型Rainについて「外観と性能は従来通り」と宣言しているので、もともとそれほど気にする必要は無いことなのでしょう。

じゃあ、わざわざ製品の型番まで変えなくても、、、という気もしてくるわけですが、これは、Rainの製品としての魅力にもほとんど変化は無いということを意味しています。

それなりの加湿力を持ち、室内の湿度を保ちながらの自動運転が可能で、そして何より、ツボ型形状と、さらに水の注ぎ口がディスプレーになっているというクールなデザインは非常に特徴的でしょう。本体サイズが大きいため、お手入れをするためにはかなりの広さのシンクが必要となりますが、これはたぶん、それなりのシンクがあるご家庭じゃないと、このRainは必要ないんじゃないですか?というメーカーからの足切り基準的な何かなのかもしれません。もちろん、お手入れ作業中の見た目にこだわらなければ、お風呂場でお手入れをすることでこの問題を解決することも可能です。

実質的に変化の無いリニューアルモデルですが、旧モデルから引き続き、このRainはインパクトの大きい加湿器と言えるでしょう。

■Rainのスペック

加湿タイプ気化式
適用床面積約17畳
加湿量150~250~400~500~600ml/h
連続加湿時間6~25時間
消費電力2~23W
運転音6~42dB
サイズ幅350×奥行350×高さ374mm
重さ約5.7kg(満水時約10kg)
タンク容量4.2リットル
フィルター交換1年交換(3,790円)

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