違うのはパワーだけ。優等生加湿器の弟分。パナソニック「FE-KXP05」

シンプルなスクエア型は上位モデル「FE-KXP07」と同じです。

ミスティホワイト↓


クリスタルブラウン↓


この「FE-KXP05」は、上位モデル「FE-KXP07」と比べて、単に似た外観をしているのではありません。

まったく同じ外観をしているのです。サイズはもちろん、重さも同じです。ついでに本体カラーまで変わりません。

そして、機能面でも同じです。ここは重要なところでしょう。

何しろ、上位モデル「FE-KXP07」は気化式加湿器としてソツなさ過ぎるくらいの完成度を誇る優等生モデルです。

湿度60%前後を目標とする自動運転のほか、60〜65%の高めの湿度を目標とする「のど・肌モード」、就寝時用に運転音を抑える「おやすみモード」など、多彩な運転モードはこの「E-KXP05」にもしっかりと搭載されています。

そして、もちろん気化式加湿器な大きな魅力である加湿効率の高さも変わりません。

「強」モードでの加湿量は500ml/h、30分限定の「お急ぎ」では600ml/hとなっており、それぞれ、700ml/h、800ml/hの加湿量がある上位モデル「FE-KXP07」と比べると、もちろんパワーは落ちていますが、まあそこそこの加湿量はあると言えるでしょう。そして、その時の消費電力は「強」で8W、「お急ぎ」でも10Wしかないのです。

上位モデル「FE-KXP07」同様、フラットな加湿トレーと広口タイプの水タンクでお手入れがしやすい形状となっており、衛生面への配慮もされています。フィルターを清潔に保つという自家製イオン、「ナノイー」も、もちろん搭載されています。

取り立てて弱点の少ない、この「FE-KXP05」なのですが、最大の問題は上位モデル「FE-KXP07」と外観も機能も全く同じことにより、比べてしまうと上下関係がはっきりしているということでしょう。

パワーのある「FE-KXP07」は、消費電力が少し高いですが、その分室内を早く快適な湿度にすることが出来ます。そして、湿度を保つセンサーの働きなどは、おそらく変わらないと思われるので、一度快適な湿度になった後、その湿度を維持するための消費電力はほとんど変わらないということになります。

例えば、この「FE-KXP05」の方が本体サイズがグッと小さかったりすれば、部屋の置き場所の都合で小さいモデルの方が良いということもあり得ますが、この2つのモデルは全く同じサイズなので、どうせ置いておくならパワーに余裕のあるモデルの方が良いということになるのは、まあ当然でしょう。

これはもう、本体がおいくらで入手できるのかという露骨な問題が、最大にして唯一のポイントとなりそうです。

■FE-KXP05のスペック

加湿タイプ気化式
適用床面積プレハブ14畳/木造8.5畳
加湿量150→330→420→500→600ml/h
連続加湿時間約8.4時間
消費電力3→5.5→6.5→8→10W
運転音15→22→26→31→36dB
サイズ高さ375×幅375×奥行186mm
重さ約5.2kg
タンク容量約4.2L
フィルター交換約10年(4,500円)

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