三菱電機 本炭釜 NJ-XW105J
「炭」を素材とする内釜をもつ三菱電機の炊飯器、最上位モデルです。
クリスタルホワイト↓
三菱 IHジャー炊飯器(5.5合炊き)蒸気レスIH 極厚本炭釜 NJ-XW105J-Wクリスタルホワイト
ルビーレッド↓
三菱 IHジャー炊飯器(5.5合炊き)蒸気レスIH 極厚本炭釜 NJ-XW105J-Rルビーレッド
「炭」の釜
この「NJ-XW105J」の最大の特徴は、何と言っても内釜の「本炭釜」がその名前のとおり「炭」で出来ているということでしょう。
なんと、ひとつひとつを職人が削り出していて、釜にはシリアルナンバーも入っているのだそうです。
おおー。
「炭」=本来は燃料です。
もちろん、この内釜に使用されている「炭」はそれ自体燃えたりはしませんが、釜全体が発熱するようです。熱の伝導性が高いと言われれば、そりゃそうでしょうという感じがします。なにしろ「炭」なのですからね。
さらにこの「NJ-XW105J」は釜の胴回りに3本、釜底にも3本、そしてふたにも1つと合計7本ものヒーターで釜を加熱するのだそうです。
うーん。これは確かに火力が強そうです。
蒸気を閉じ込めて火力を維持
この「NJ-XW105J」のもう1つの特徴は、「蒸気レス」ということだと思われます。
炊飯時に出てくる蒸気を本体内の水タンクをくぐらせることで消してしまうのだそうです。
蒸気を消すことが出来るおかげで、釜からの吹きこぼれを心配する必要がなく、連続で沸騰させることが出来ます。これにより強火を維持出来るというワケです。
「水冷式蒸気回収システム」と名付けられたこの方式に関して、メーカーは「特許」を取得しているのだそうです。
おおー。
特許の細かな中身は分かりませんが、「特許」という言葉だけで小市民は迫力を感じてしまいます。
また、蒸気がほとんど出て来ない=安全ということで、「キッズデザイン賞」を受賞していたりするのだそうです。
まとめ
炭を利用した高火力に加えて、蒸気レス。
確かに魅力的な感じのするこの「NJ-XW105J」ですが、実は炭を使った内釜にしても、特許の蒸気レス構造にしても、昨年モデル「NJ-XW104J」と同じです。
お米の銘柄や、お好みの食感を指定して、微妙に炊き分ける機能がついているのも昨年モデルと同じです。
ただ、昨年と同じ=悪いということにはもちろんなりません。
便利な機能が受け継がれていることは良いことです。
しかし、残念ながら弱点も引き継がれています。
この「NJ-XW105J」の最大の弱点は、最大の特徴でもある「炭」の内釜の強度が低いことです。
何しろ炭なのです。
「強い衝撃が加わると破損する場合があります」とはっきりと記載されています。
「素材の特徴ですので大事にお取り扱いください」とお願いまでされちゃいます。
ちなみに「炭」の内釜の強度は一般の陶器、土鍋程度だそうです。なるほど、落としたらほぼ割れますね。
その代わり、大切に扱えば「炭」の伝熱性を活かした高火力で炊いたご飯にありつけるよ、というわけです。
また、蒸気レス構造となっていることで、水タンクや蒸気とうまみ成分を分けるカートリッジなどが付いており、その部品のお手入れが増えるということが地味に面倒くさいかもしれません。
ともかく、ガサツな人にはあまり向かない製品だということは確かなようです。
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