三菱電機「蒸気レス炭炊釜NJ-XS104J」

ルビーレッド↓



三菱 蒸気レスIH炭炊釜 NJ-XS104J-R ルビーレッド(5.5合炊き)

クリスタルホワイト↓



三菱 蒸気レスIH 炭炊釜 NJ-XS104J-W クリスタルホワイト(5.5合炊き)

三菱の誇る「蒸気レス」炊飯器です。

ただ、この「NJ-XS104J」は2番手モデルです。
最上位機種は「NJ-XW104J」というモデルになります。

「XS」と「XW」。

何が違うのでしょうか?

「釜」が違います。

上位機「XW」は純度99.9%炭で出来た「本炭釜」なのに対し、この「XS」は釜の外側を炭でコーティングした「炭炊釜」となっています。

どちらが良いのか?

言うまでもありません。

「炭」で出来た「本炭釜」の方が発熱性が高い→しっかりと加熱出来るようです

まあ、上位モデルの釜の方が良いのは当然でしょう。
「金」と「金メッキ」の違いと言ってしまうと、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、まあそんな感じだと思われます。

ただ、「炭」はもろい素材という弱点を抱えてもいます。

その証拠に、下位モデル「XS」の内釜には3年保証が付いていますが、上位「XW」の内釜には保証がありません。

また、この「XS」は「可変超音波吸水」という小ワザを持っています。

これは、超音波振動でお米の吸水を促進し、しかもその振動量を調節することで、お米の炊き上がりも調整出来るという優れ技ですが、上位機「XW」には搭載されていません。

これは、もしかすると「炭」の釜がモロいため、超音波でヘタに振動など与えない方が良いということなのかもしれません(憶測ですが)。

内釜を丁寧に取り扱える自信の無いガサツな人は「本炭釜」より「炭炊釜」の方が長い目で見れば良かったということもあるかもしれません。

ただ、上位機「XW」との違いは実は釜だけではありません。

蒸気センサーが無く、上位機にある銘柄ごとや細かな炊き上がりの調整は出来ません。
重量センサーも無いため、重さにより自動で加熱量を調整することは出来ず、手動での入力となります。

また、音声による案内が無くなったり、表示画面の液晶が小さくなったりと、分かりやすいランクダウンもあります。

それでも、蒸気を釜の中に閉じ込めて高い火力を維持する連続沸騰機能は上位機「XW」と同じです。
機能の名前が上位機の「連続激沸騰」→「連続大沸騰」とちょっと弱い感じになっていますが、構造的には同じと思われます。特許の番号も同じです。

何も最高でなくても、それなりにおいしいご飯が食べられれば良いよ。

という人にはこの「XS」でも十分という感じもします。

ただ、この「XS」も売り出し価格は約8万円と決して安価な製品ではありませんので、ナメてかかることは禁物でしょう。

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