見た目より、実力勝負の炊飯器。日立「ふっくら御膳(RZ-WW3000M)」

日立 ふっくら御膳「RZ-WW3000M」

日立の炊飯器の最上位モデルです。

ブラウンゴールド↓


日立 炊飯器 打込鉄釜 ふっくら御膳 5.5合 ブラウンゴールド RZ-WW3000M N

メタリックレッド↓


日立 炊飯器 打込鉄釜 ふっくら御膳 5.5合 メタリックレッド RZ-WW3000M R

なるほどオンリーワンの圧力スチーム炊き

この「RZ-WW3000M」は圧力IHタイプの炊飯器です。「圧力スチーム炊き」で「圧力をかけたまま高温スチームで蒸らすから、ごはんがもちもち、ほんのり甘い」のだそうです。圧力をかけた状態でのスチーム蒸らしは日立独自の機能だそうです。

「圧力」と「スチーム」、、、。

こう言ってはなんですが、正直なところそれほど独自感が無いような組み合わせがします。

何しろ「圧力IH炊飯器」は現在の高級炊飯器のメインストリームです。現時点で大手クラスの炊飯器メーカーの中で炊飯器のトップモデルが圧力IHタイプでないのは「炭」素材にこだわる三菱電機と、新製品開発そのものに腰が引けている感のあるシャープだけです。

各メーカーの「圧力炊飯器」のトップモデルが「圧力」をそれぞれどのように利用しているかというと、

パナソニック「Wおどり炊き」↓
加熱時に最大1.2気圧の加圧と減圧を繰り返してお米を「おどらせる」ことで甘みたっぷり、さらにふっくらと炊き上げ、さらに最高220℃の高温スチームで旨みをコーティングしてくれるのだそうです。

東芝「かまど本羽釜」↓
昔ながらの羽釜にこだわった炊飯器です。最高1.2気圧で高温沸騰させて旨みをとじこめるのだそうです。

タイガー「THE炊きたて」↓
本物の土鍋を組み込んだ意欲作です。炊飯時に最大1.25気圧まで加圧し、炊き上げ直後に1.05気圧まで減圧することで「炊きしめ」てくれます。

象印「南部鉄器 極め羽釜」↓
内釜が南部鉄器という伝統工芸的な炊飯器です。1.0〜1.3気圧の間で圧力を調整し、7通りの食感に炊き上げてくれます。

どのモデルも、なかなか一筋縄ではいかないこだわりがありそうです。

ただ、実は炊飯時にスチームを使うのはパナソニック「Wおどり炊き」と、この「ふっくら御前RZ-WW3000M」だけです。そして、圧力をかけた状態でスチームを噴射するのは確かにこの「RZ-WW3000M」だけのようです。

スチームを噴射する際に圧力をかけていることがどれくらい重要なのかは議論の余地があるところなのかもしれませんが、まあ、オンリーワンなのは間違いなさそうです。

名より実を取っている内釜(たぶん)

この「RZ-WW3000M」の内釜の素材は熱伝導率の高いアルミ合金で、名前は「打込鉄釜」だそうです。

アルミ合金でも「鉄釜」と名乗ってくるあたりにメーカーのプライドが現れている感じがしますが、もちろん全くの偽りという訳ではなく、素材はアルミ合金でも釜底には鉄を溶射してあるそうです。ただ、溶射した鉄の上からさらにアルミをコーティングしてあるので、見た目の鉄度合いはそれほど高くないかもしれません。

アルミ合金製の内釜と聞くと、炭や土鍋や伝統工芸品で出来た内釜と比べるとどうしても見劣りしてしまう感じがあります。

しかしその代わり、この「RZ-WW3000M」はアルミの特性を活かした優れた伝熱性を持っています。標準モードでの炊飯一回あたりの消費電力は各メーカーのトップモデルが軒並み200Whを超えているのに対し、この「RZ-WW3000M」は187Whとかなり抑えられているのです。確証はありませんが、きっと優れた伝熱性のおかげだと思われます。

しかも、軽量のアルミをメインに使用しているため、この「RZ-WW3000M」の内釜は約720gと他のトップモデルに比べて軽量化されています。日立の従来モデルと比べた場合は、なんと40%もの軽量化だそうです。

軽ければ当然扱いやすく、洗米などでシンクと炊飯器本体にとの間を行ったり来たりさせても疲れにくいというわけです。まあ、あくまでも他のメーカーの重厚な高級炊飯器の内釜と比べた場合という話ですが、、、。ただ、メーカーは重い内釜と比べた時作業時の筋負担量の測定なども行っていたりするので、割と本気なのかもしれません。

まとめ

内釜を奇をてらわず特性重視のアルミメインとしたことで、消費電力や炊飯にかかる時間など実際の使用時に気になりそうな部分の性能は高そうです。もちもち感3段階とかたさ3段階を組み合わせることで、全部で9通りの炊き分けが行えたり、お手入れする部品点数が減らされているなど、使い勝手の工夫もされており、ともかく高級感のある炊飯器が欲しい!という人以外は十分候補として考えることができる製品と言えそうです。

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