「麦めし最高!」なタイガーの土鍋炊飯器「THE炊きたて」(JPX-A101/A061)

タイガー THE炊きたて JPX-A101

「”炊きたて”史上最高のTHE炊きたて」だそうです。

そう言われても、残念ながら「炊きたて史」にそれほど詳しくない人にとってはあまり響いてこない感じはあるのですが、メーカーの最新&最上位モデルなんだよ、という意味は伝わります。

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タイガー THE 炊きたて 5.5合 JPX-A101-KF フロストブラック

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タイガー THE 炊きたて 5.5合 JPX-A101-WF フロストホワイト

土尽くしの炊飯器

「炊きたて」シリーズ最上位モデルである、この「JPX-A101」の最大の特徴は「土尽くし」ということです。

まず、内なべが「土鍋」です。四日市にある窯元一つ一つ焼き上げているのだそうです。さらにその「土鍋」を包み込むようにして加熱するのも「土かまど」です。昨年モデルからこの「土かまど」が大きくなったため、「大土かまど」にバージョンアップしています。このあたり、たぶん「炊きたて史」では太字になるところだと思われます。

「土鍋」の高い蓄熱性を利用することで、内側の「土鍋」と、外側の「大土かまど」との二重発熱構造でしっかりとお米を加熱することが出来るということがウリとなっています。この高火力により「おこげ」をつけて炊き上げられるという特技を持っています。

この特技は高い蓄熱性を持つ土鍋の特性を活かしたものなので、実は「おこげ」をつけずに炊き上げるというコントロール自体が出来ません(火力を調整することで、おこげのつき具合を変えることは可能です)。「おこげ」が好きな人にはたまらないかもしれませんが、「おこげ」がキライな人にとっては自分の好みか、この「JPX-A101」のどちらかをあきらめるしかないというところまで追い詰められかねない強烈な個性を持っている製品だったりするのです。

ハイテクな「スタイリッシュ土鍋」

そして、この「JPX-A101」の侮れないところは、ただ「土尽くし」なだけでなく、先進的な技術を搭載している近代型の「土鍋」だということです。

まず、この「土鍋」は圧力を高めてお米を炊く圧力炊飯器です。しかも、炊き上げ直後に減圧することで「ふっくらもちもちなのに、ひと粒ひと粒がしっかりおいしい」ご飯に仕上げてくれるのだそうです。そんじょそこらの土鍋に出来ることではありません。

さらに操作部はタッチパネルとなっており、人が近づくと表示部が点灯するという人感センサーまで備えており、外観は全く「土鍋」から連想する素朴さなどとは無縁となっています。

まとめ

ハイテク機能を備えつつ、土鍋による自然な炊き上げが可能という、なかなかグッドな感じのするこの「JPX-A101」ですが、実はその性能と機能は昨年モデル「JPX-A100」とほとんど同じです。

昨年モデルとの違いは「麦めし」メニューの存在です。最新の「JPX-A101」では「麦めし」に注目して専用のメニューがあるほか、麦めし用の軽量カップと内釜に麦めし用の目盛りまで入っているほどの力の入れようです。

「いいね!これからは麦めしで行こう!」と思いついた人、そもそもこれまでも麦めしを食べていた人にとってはもちろんありがたい機能に決まっていますが、そうでもない人にとっては昨年モデルからの変化はほぼ無いと考えても良いでしょう。

そして、実はこの「炊きたて」シリーズ最上位モデルは、一昨年前のモデル「JKX-S100」と比べても、タッチ式の外観を除いて機能的には大きく変わってはいません。「”炊きたて”史上最高のTHE炊きたて」と言っても、「特に麦めしについては」という但し書きをつけた方がより正確なのかもしれません。

もちろん、それだけ元々の完成度が高いんだね、と前向きに考えることも十分に可能な製品ではあります。

タイガー THE炊きたて JPX-A061

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タイガー THE 炊きたて 3.5合 JPX-A061-KF フロストブラック

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タイガー THE 炊きたて 3.5合 JPX-A061-WF フロストホワイト

「炊きたて」シリーズ最上位モデルの小型版、3.5合炊きです。

機能面は5.5合炊きの「JPX-A101」と変わりません。

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