冷気は止めても電気代は止まらない窓際の防波堤。デロンギのコンベクターヒーター「HXJ60L12」

いわゆるパネルヒーターな外観をしています。

グレー↓


デロンギ コンベクターヒーター 【8~10畳用】 HXJ60L12

ホワイト↓


デロンギ コンベクターヒーター ホワイト [ HXJ60L12-WH ]

デロンギと言えば、オイルヒーターが有名ですが、この「コンベクターヒーター」はオイルヒーターと同じ輻射熱を利用しながらも、少し趣きが異なるヒーターとなっています。

そもそも「コンベクター」という言葉もあまり聞き慣れないのですが、辞書によると「対流」という意味のようです。「コンベクター」だけで対流を利用した暖房機という意味もあるようですが、「コンベクターヒーター」なら、そのものズバリです。

では、何が「対流」なのかというと、この「コンベクターヒーター」はオイルヒーターや普通のパネルヒーターとは異なり、はっきりと本体上方に向かって熱を放射する仕組みとなっているのです。

本体にはPTCセラミックヒーターが内臓されており、本体自体も約70度まで暖かくなるのですが、本体上部には通気口が開けられていて、ここから熱が上方に伝わり、部屋の空気が対流を起こしていくという流れになっています。

この「コンベクターヒーター」は窓際に置くことが推奨されていて、本体から立ち上がる暖かい上昇気流によって、窓から侵入してくる冷気をシャットアウトしてくれるのだそうです。

上昇した暖かい空気はやがてまわっていくので、部屋全体が次第に暖かくなるというわけです。

ここで重要なのは、この「コンベクターヒーター」はあくまで自然な対流を起こすのであって、ファンを使って気流を起こすわけではないということです。

これは音を出したり、風でホコリなどを巻き上げたりしないという意味で長所でもありますが、急速には部屋が暖まらないという意味で短所でもあります。

「コンベクターヒーター」はPTCセラミックヒーターを使用しているので、オイルヒーターなどよりは早く暖かくなることは確かでしょうが、温風が吹き出してくる暖房機とは全くタイプが異なります。

程度の差はあれ、輻射熱系暖房機は適切な広さで長時間使用することを前提にじんわりと暖かくなってくる暖房機なので、今すぐ!の暖かさを求める場合は無用な製品となってしまうでしょう。

まあ、決してお安いタイプには属さないデロンギで、しかもオイルヒーターではなく、わざわざこの「コンベクターヒーター」を選ぼうという人は、かなりの輻射熱系暖房機通、あるいは相当な温風嫌いという可能性が高そうなので、この「コンベクターヒーター」の長所短所は承知の上というケースが多いのかもしれません。

また、この「コンベクターヒーター」の消費電力は最大1200Wと輻射熱系暖房機によくある電力大量消費タイプではありますが、搭載されているPTCセラミックヒーターは温度が上限に達すると、それ以上電流が流れにくくなり、無駄な電力消費を防いでくれるというお利口さんのようです。なので幾分の安心感はありますが、長時間使用する場合はある程度の覚悟は必要でしょう。

■HXJ60L12のスペック

サイズ幅825×奥行310×高さ565mm
重さ7.5kg
消費電力1200W
適用畳数8~10畳
運転調整3段階(500/800/1200W)
安全機能転倒時自動電源OFF・温度過昇防止

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