ダイキンのスリムタワー型加湿空気清浄機の下位モデルです。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK40U-W
上位モデルにあたる「MCK55U」と外観が似ているのは気のせいではありません。
この「MCK40U」と上位モデル「MCK55U」は本体のサイズも重さも同じなのです。上位モデル「MCK55U」は「ホワイト」に加えて「ディープブラン」「フォレストグリーン」と3色展開となっているので、色の違いで見分けることは出来ますが、同じ「ホワイト」の場合、遠目からこの「MCK40U」と上位モデル「MCK55U」を見分けることは素人にはなかなか難しいでしょう。
しかし外観は似ていても、この2つのモデルにははっきりとした差があります。
最大の違いは、上位モデル「MCK55U」にあるホコリセンサーがこの「MCK40U」には無いということでしょう。
空気清浄機のくせにホコリを感知しないとはどういうことなのか、素人ではメーカーの意図を計り知れないところがありますが、下位モデルでセンサーをカットするという手法はダイキンに限らず、他のメーカーでも幅広く行われているコストカット手法です。
そして、この「MCK40U」には確かにホコリセンサーはありませんが、ニオイセンサーは付いています。
ホコリセンサーをカットしておいて、どうしてニオイセンサーはカットしないのか。
ここも素人には意図を計り知れないところですが、部屋にいるときに「なんかホコリっぽいね」と言って空気清浄機の運転を手動で強くするのは何の問題も無いのに対し、「なんかクサイね」と言って空気清浄機の運転を強くするのは、色々な憶測をよんでカドが立つかもしれないのでセンサーを付けておいて、クサイ状況は自動で空気清浄機が解決してくれた方が良いよね、というメーカーの奥深い配慮があるのかもしれません。
また、上位モデル「MCK55U」は部屋の目標湿度をひかえめ(40%)、標準(50%)、高め(60%)の3段階に設定することが出来ますが、この「MCK40U」は目標湿度の設定をすることは出来ません。湿度50%を目標にする「自動」か、部屋の湿度に関係なく加湿を続ける「連続」のどちらかとなります。
本体のサイズも見た目もほとんど同じなのに、どうしてこんなに差があるの?と言いたくもなりますが、それが下位モデルということです。そして大事なのは、下位モデルは製品としては下位だとしても、「価格」という決定的なメリットを持っているということです。
しかし。
この「MCK40U」と上位モデル「MCK55U」の価格差はわずか2,000円程度におさまっています。
、、、。
10年使うことが想定されている製品で価格差が2,000円。
これは、上位モデル「MCK55U」の方が普通にベターなのではないでしょうか。
もう少し露骨な価格差が欲しかったよ、、、というのは、この「MCK40U」の心の叫びです(嘘)。
■MCK40Uのスペック
サイズ | 高さ700×幅270×奥行270 |
重さ | 9.5kg |
適用畳数(空気清浄) | 19畳 |
風量(空気清浄) | 0.9→1.8→2.8→4.0㎥/分 |
運転音(空気清浄) | 19→27→36→49dB |
消費電力(空気清浄) | 6→8→13→31dB |
センサー | ニオイ・温度・湿度 |
加湿量 | 400ml/時 |
タンク容量 | 約2.7リットル |
交換品 | 集塵フィルター(6,000円/10年)、加湿フィルター(3,500円/10年)、バイオ抗体フィルター(2,500円/1年)、ストリーマユニット(2,200円) |
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