モバイルバッテリーで有名な「ANKER」が手掛けている家電ブランドが「Eufy」です。
この「RoboVac11」は「Eufy」のロボット掃除機の中でもエントリークラスのモデルとなります。
Anker Eufy RoboVac 11
「ANKER」が関わっていると聞いて何よりも期待してしまうのは、やはりバッテリーについてでしょう。
この「RoboVac11」の最大使用時間は約90分、充電時間は5~6時間です。
この最大使用時間は、ルンバの最上位モデル「i7」シリーズの約75分を上回っています。ただ、ルンバのキラーモデル「e5」はこの「RoboVac11」と同じく90分の稼働が可能となっているのと、「i7」、「e5」のどちらも充電時間については、この「RoboVac11」よりも短い約3時間となっているので、バッテリーについて圧倒的な高性能とは言えなさそうです。しかし、本体価格の差を考えれば、少なくとも本体価格に見合ったバッテリー性能を備えていると言っても良いかもしれません。
ただ。なかなか手堅いバッテリー性能を除いてしまうと、この「RoboVac11」にそれほど特別な機能はありません。
掃除については、本体の両サイドでクルクル回るサイドブラシで床のゴミを掻きこみ、本体の底にある回転ブラシを使って、その奥にある吸引口にゴミを吸い込んでいくという、よくあるタイプの仕組みとなっています。
走行パターンは様々な動きを組み合わせつつ掃除を行っていくランダムタイプなので、うまくいく時もあれば、そうでない時もありそうです。
特別に優れた吸引構造も無ければ、走行を特別に効率化するような人工知能を搭載しているわけでもありません。
しかし、この「RoboVac11」には、障害物を関知したり、本体の落下を防ぐためのセンサーが搭載されているほか、運転終了時には自動で充電ベースに戻る機能もあります。通常の自動運転以外にも、スポットや壁際など特定の掃除をさせることも可能となっているほか、時間を予約して掃除をさせることも可能です。
いわゆる「ロボット掃除機」と聞いて、多くの人が想像するような機能については、だいたい搭載していると言えるでしょう。
この「RoboVac11」について、高機能なモデルとは確かに言い難いところがありますが、ただ単に安価なロボット掃除機とは一線を画しているモデルだと言うことは出来るでしょう。
■Robovac 11のスペック
発売 | 2016年10月 |
サイズ | 幅330×奥行326×高さ78mm |
重さ | - |
集じん容積 | 0.6L |
稼働時間 | 約90分 |
稼働面積 | - |
充電時間 | 5~6時間 |
バッテリー寿命 | 約2~6年 |
乗り越え可能な高さ | 2cm |
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