一家に一台のロボット掃除機を目指す、iRobotの戦略モデル。ルンバ「e5」

ロボット掃除機の代名詞「ルンバ」の最新モデルです(2018年10月発売)。


国内正規品 アイロボット ルンバe5 ロボット掃除機 RoombaE5

最近のルンバは完全なフルモデルチェンジではなく、旧来のモデルをマイナーチェンジするパターンが多いですが、この「e5」も同じパターンです。

「e5」という名前は、これまでの数字だけのモデルと大きく違いますが、既に500〜900番台まで使ってしまっているので、新シリーズ感を出すために全く異なるモデル名にしてみたのだと思われます(憶測)。

ちょっと仲間はずれ感のする「e5」ですが、その実力は侮れません。

吸引機構は「AeroForce 3段階クリーニングシステム」で、2番手モデル「800シリーズ」と同等となっています。

そしてこの「e5」は、Wi-Fi対応モデルです。「900シリーズ」のようにマッピング機能はないので、Wi-Fi対応と言っても出来ることは限られていますが、遠隔で起動したり、掃除の履歴を確認したりすることが出来ます。

「AeroForce 3段階クリーニングシステム」+「Wi-Fi対応」というと、「800シリーズ」のWi-Fi対応モデル「890」と同じです

ただ、この「e5」と「890」と、どちらが優れているのかというと、「890」の方に軍配が上がります。

「890」に搭載されているゴミセンサーは「ダブル」ですが、この「e5」はシングルです。また「890」には、ダストボックスが一杯になった時に教えてくれる「ゴミフルサイン」がありますが、この「e5」にはありません。

逆に、この「e5」の方が優れている点もあります。

まず「バッテリー」の作動時間が最大90分となっています。「890」は60分です。また、この「e5」のダストボックスは水洗いが出来るようになっています。これはルンバ史上初なのだそうです。

ただ、バッテリーについては、ルンバのバッテリーは共通仕様となっているタイプが多いので、2019年発売予定とされる「e5」用の別売バッテリーを「890」にも装着出来る可能性は残されています。なのでバッテリーについての優位性は不透明なところもあります。

しかし、この「e5」と「890」には、もう1つ無視し難い最大の違いがあります。

それは価格です。

「890」のオフィシャル価格が、69,880円+税となっているのに対し、この「e5」は49,880円+税とされているのです。

その差、約20,000円!

これは大きいです。「ゴミセンサー」も「ゴミフルサイン」も、吹き飛んでしまいかねない大きさでしょう。

そうです。

この「e5」は、「800シリーズ」に匹敵する能力を持ちながら、圧倒的に安いという驚愕のモデルなのです。

ただ、この「e5」があると、「900シリーズ」以外のシリーズは売れなくなってしまうのでは?という余計なお世話的な心配がつのってきます。

もちろん、メーカーはそんなことは承知の上です。

実際、ルンバの現行ラインアップは、最強「900シリーズ」と、この「e5」、そして「e5」よりも安価な「600シリーズ」という構成となっていて、「800シリーズ」を含むその他のシリーズは、欄外扱いとなっています。

すでにメーカーは「800シリーズ」を含む旧シリーズを整理する方向なのだと思われます。

メーカーのアイロボット社は、ロボット掃除機を「一家に一台」の製品とすることをスローガンに掲げていて、この「e5」はその戦略モデルとなっているようです。

まあ、メーカーの思惑はともかく、良い製品が増えることはユーザーにとってはありがたいことです。

■ルンバe5のスペック

発売2018年10月
サイズ最大幅351×高さ92mm
重さ約4.0kg
集じん容積-
稼働時間最大90分
稼働面積-
充電時間約3時間
バッテリー寿命-
乗り越え可能な高さ約2cm

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