あまり使わなそうなWi-Fi機能付きの低価格モデル。iRobot「ルンバ690」

現行ルンバのスタンダードシリーズというか、低価格シリーズである「600シリーズ」をベースとして、さらにWi-Fi対応機能を搭載したモデルがこの「690」となります。



既に発売されていたモデルがWi-Fi対応になったという意味では、1つ上となる「800シリーズ」の「890」と同じ位置づけの製品と言えます。

Wi-Fi対応すると、どんな良いことがあるのでしょうか?

専用アプリを利用することで、例えば、外出先からこの「690」に掃除を始めさせることが出来ます。さらに掃除のスケジュールを設定することが出来ます。そしてアプリを入れたスマホをリモコンのようにして「690」を動かすことが出来ます。

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無いよりは便利かもしれませんが、スゴく便利かというと微妙な感じもします。

それに、発売当初からWi-Fi対応している最上位シリーズ「900シリーズ」の場合はマッピング機能が付いているので、同じアプリを利用しても、ルンバが掃除した場所を地図として表示させることが出来たりして、この「690」よりもちょっと便利そうなのです。

そしてWi-Fi対応以外についても、この「690」は基本的に旧「600シリーズ」の能力を受け継いでいるので、上位モデルと比べるとだいぶ見劣りしてしまいます。

最上位の「900シリーズ」やその下となる「800シリーズ」よりも清掃能力が劣る「3段階クリーニングシステム」のため、ゴミ除去量は最上位モデル「980」と比べると約半分、「890」と比べても3分の2とされています。ゴミセンサーも上位モデルが「ダブル」なのに、この「690」はシングルです。

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まあ、下位モデルということはこういうことです。

もちろん、その分価格が安くなっています。

オフィシャル価格で最上位モデル「980」が125,000円+税、Wi+Fi対応の「890」が69,880円+税なのに対し、この「690」は49,880円+税となっています。

下位モデルといっても、ルンバはルンバです。

ランダムに動きつつもエリアをくまなく掃除する知能に加え、テーブルの足回りでは細かく動いたり、床面ごとに吸引力を変えたり、掃除が終了すると自動で充電台に戻ったり、運動能力についても、それなりの性能を持っていることは旧モデルの評判からも安心出来るところです。

Wi-Fi対応はいらないかな、という場合はWi-Fi機能無しの「641」も選択が可能となっています。

なるべく低価格でルンバを入手したいけど、出来れば遠隔でルンバを起動したいんだよね。

というなかなかレアな要望にお応えできるのが、この「690」ということになりそうです。

■ルンバ690のスペック

サイズ最大幅340×高さ92mm
重さ約3.6kg
集じん容積-
稼働時間最大60分
稼働面積-
充電時間約3時間
バッテリー寿命-
乗り越え可能な高さ約2cm

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