Kyvolのロボット掃除機ラインアップ(2021年2月)

Kyvolは、中国の深圳を拠点として、ドローンやプロジェクターなどを開発しているVantopグループ傘下のブランドの1つとなります。ブランドの創設は2019年、本体のVantopグループ自体の創業も2017年とかなり新しい企業ということもあり、現在の業績は好調そうな感じはするものの、今後の先行きは不透明です。日本向けにはロボット掃除機の「Cybovac」の「Eシリーズ」のみを展開していますが、海外ではより上位のシリーズとなる「Sシリーズ」や調理器具など、もう少し幅広い製品ラインアップとなっています。まずは低価格モデルでブランドの浸透を図ろうということなのか、それとも単純に日本市場が最優先ではないだけなのかもしれません。

Cybovac Eシリーズ

Cybovac E31

2020年発売モデル。オフィシャル価格:27,999円
コの字形に正確に移動し、本体の移動方向をセンサーで検知することで自機の位置を把握しながら清掃を行う、独自の「Gyropticナビゲーション」システムを搭載しています。カメラやレーザーで実測する高精度なものには劣りますが、簡易的なマッピング機能としてアプリを経由して清掃箇所を確認することも出来るようになっています。最大3,000Paとシリーズ最強の吸引力を誇るほか、モップを装着した水拭きも出来るようになっている最上位モデルです。


吸引&水拭き掃除機

Cybovac E30

2020年発売モデル。オフィシャル価格:24,999円
「Gyropticナビゲーション」を搭載し、最長150分間の長時間運転や、アレクサ、Googleアシスタントなどを介した音声コントロールも可能となっているなど、最上位モデル「E31」とほぼ同じ清掃機能を備えていますが、水拭き機能が無くなっています。また吸引力も最大3,000→2,800Paへと低下しています。


Gyropticナビゲーションシステム搭載の掃除機

Cybovac E20

2020年発売モデル。オフィシャル価格:19,980円
「Gyropticナビゲーション」を搭載しておらず、ランダムに走行してゴミをかき集める、廉価版ロボット掃除機にありがちなモデルとなっています。吸引力も2,500Paとシリーズでは最も弱い数値となっていますが、本体の落下や激しい衝突を防止するセンサー類を備えていて、最長150分の運転時間や自動で充電台に戻る機能など、普通に使えそうな仕様は備えています。それでも、シリーズの他のモデルよりもさらに低い価格設定が最大の魅力であることは間違いないでしょう。


長時間持続バッテリーとパワフルな吸引力の掃除機
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