コンパクトな吹き出し口が使い勝手を高めている象印のふとん乾燥機「RF-AC20」

簡易型ふとん乾燥機の先駆者とも言える象印のスマートドライの最新モデルです。



象印 布団乾燥機(ホワイト)ZOJIRUSHI スマートドライ RF-AC20-WA

使い方はいたって簡単、本体をカパッと開いて吹き出し口の方をふとんの中に差し込んでスイッチを押せば完了です。

、、、。

スマートドライが初めて登場した時には、セッティングのあまりの簡単さにこれだけでいいの!?

という衝撃にも近い驚きがありましたが、似たようなコンセプトの製品が複数出ている今となっては、これくらいのセッティングの簡単さでそれほど驚かされることはありません。

とういうか逆にスマートドライの特徴とも言えるコンパクトな吹き出し口がコンパクト過ぎて、果たしてこの短い吹き出し口でふとんの中までちゃんと乾燥出来るのだろうかという不安すら感じてしまうくらいです。もちろん、この「RF-AC20」は通常のふとん乾燥の他にダニ対策モードまで備えているので、ちゃんと乾燥出来るのかどうかなど、メーカーにしてみれば完全に余計なお世話でしょう。

ただ、ダニ対策をするにはこの「RF-AC20」を差し込む場所を変えつつ、90分の運転を4回も繰り返す必要があったりする上に「ダニは逃げることがある」と言わずもがなの注意書きまでされていて、強力な乾燥性能を持っている訳ではないことは確かです。

まあ、それについては他のメーカーの簡易型ふとん乾燥機の場合も似たり寄ったりなので、それほど神経質になる必要は無いというか、神経質になるくらいならマットタイプのふとん乾燥機を選択した方が良いということになるでしょう。

そして、この「RF-AC20」は2015年モデル「RF-AB20」とほぼ同じ仕様の製品です。本体サイズはもちろん、消費電量、乾燥時間も同じです。

運転モードだけ少し違っていて、新しい「RF-AC20」には10分でふとんの中心部だけを温めるという「お急ぎ」モードが追加されました。代わりに2015年モデル「RF-AB20」にあった「低温あたため」が無くなっています。「低温乾燥」は引き続きあるので、それでカバー出来るという判断なのか、「お急ぎ」の方がニーズが高いという判断なのか、その両方なのか、まあいずれにしても大勢に影響は無さそうな変更です。

この「RF-AC20」は、旧モデルから特に進化しているとは言えませんが、吹き出し口を固定出来る上に本体が自立するので、温風を一定方向に継続して吹き出すことが出来るという特徴は他のふとん乾燥機と少し異なります。

ホースタイプのように温風を乾かせたい対象に密着させることは出来ませんが、周辺をざっくりと乾かしたいという場合にはこの「RF-AC20」のようなタイプの方が使い勝手が良い感じがします。そんな狭い範囲で温風が必要な場面は限られて来そうですが、引き続き一定の支持は得ることが出来そうです。

■RF-AC20のスペック

サイズ幅280×奥行130×高さ350mm
重さ4.1kg
消費電力655/645W(50/60Hz)
乾燥時間(ふとん標準)60分
乾燥時間(ダニ対策)360分(90分×4回)

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