地味でも堅実な二代目。象印のふとん乾燥機、スマートドライ「RF-AB20」

象印「RF-AB20」



象印 布団乾燥機 RF-AB20-CA

ふとん乾燥機の革命児、スマートドライの二代目です。

先代スマートドライ「RF-AA20」は、従来のふとん乾燥機に不可欠だった温風を送り込むためのマットを不要とし、おまけにホースまで取り去ってしまったという、まさに革命的な製品でした。マット無しタイプのふとん乾燥機が幅を利かせるようになった現在につながる流れを作りだした名機です。

しかし、さすがに2012年発売というのは古さを感じさせてしまうからなのでしょう。ついに二代目にバトンタッチということのようです。

かろうじて着実な進歩

ちょっと色が変わりましたが、パッと見、外見はあまり初代と変わりません。

さすがに外見を変えてしまうと、根本的に別の製品になってしまう可能性が高いということなのでしょう。

機能で変わっているところとして目につくのは、おまかせ運転モードが4→7へと激増していることでしょう。

初代「RF-AA20」の4つのおまかせモードは、

標準/送風仕上げ、あたため、エコ、ダニ対策、の4つです。

二代目「RF-AB20」はというと、

乾燥(標準)、送風仕上げ、ダニ対策、あたため(標準)、低温あたため、低温乾燥、エコ、の7つとなっています。

「送風仕上げ」というのは、標準の乾燥運転が終わった後に15分の送風運転を行うモードです。

初代「RF-AA20」では標準運転の一部として扱われていましたが、二代目「RF-AB20」では別の運転モードとして扱うようになったようです。機能としては初代も二代目も同じです。

となると、要するに運転モードの違いは「低温」モードが増えたということなるようです。

低温モードは吹き出す温風を、通常の70℃以下→50℃以下に抑えて、ふとんやその他乾燥させるものをあまり熱くしたくない場合に使う運転モードです。

、、、。

まあ、無いよりはあった方が良いでしょう。
しかし、それほど新鮮味はないかもしれません。

ただ、この二代目「RF-AB20」は実は最大消費電力が減っています。

初代「RF-AA20」→715W/705W(50Hz/60Hz)
二代目「RF-AB20」→655W/645W(50Hz/60Hz)

標準モードの乾燥時間は60分で同じなので、二代目の方がより省エネということになります。

これは良いことなのは間違いありませんが、初代「RF-AA20」と、二代目「RF-AB20」の違いは、実のところそれくらいです。

、、、。

やはり、革命を起こした初代と同じインパクトを求めても、それは無理な話ということです。

見た目と同じく中身も、大きくは初代と代わり映えのしない二代目ですが、初代と二代目とどちらが優れた製品かという話になれば、二代目の方に軍配が上がるのは間違いないところだと思われるので、まあ良いのではないでしょうか。

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