最上位じゃないけど、十分過ぎる性能を持つ象印の炊飯器、極め炊き「NW-JU10/JU18」

象印の最上位シリーズは「炎舞炊き」ですが、この「NW-JU10/JU18」は「極め炊き」モデルです。

5.5合炊きの「NW-JU10」
ブラック↓

象印 圧力IH炊飯器(5.5合炊き) ブラック 極め炊き NW-JU10-BA

ホワイト↓

象印 圧力IH炊飯器(5.5合炊き) ホワイト 極め炊き NW-JU10-WA

1升炊きの「NW-JU18」はブラックのみ↓

象印 圧力IH炊飯器(1升炊き) ブラック 極め炊き NW-JU18-BA

「炎舞炊き」と「極め炊き」の大きな違いは釜底のIHヒーターの構造です。

「炎舞炊き」の場合、釜底のIHヒーターは3つの独立したヒーターとなっており、それぞれを個別に制御することで、内釜の中に複雑な対流を起こすことができます。「極め炊き」モデルの釜底のヒーターは1つのため、「炎舞炊き」のように複雑な加熱は出来ません。

火力の強さではなく、加熱の仕組みに差があるというわけです。

ただ、だからと言って、この「NW-JU10/JU18」が、性能の低いモデルなのかというと、全くそんなことはありません。

1.3気圧の高圧を生かした圧力IHであることはもちろん、様々な炊飯メニューが用意されており、好みの味に合わせて炊き上がりを81通りにも調整していく「わが家炊き」も備わっています。そして高機能にもかかわわらず、日常的にお手入れするパーツは2点の内ぶたと内釜の合計3点のみというシンプルさです。

最上位モデル「NW-KB10/KB18」と比べると、内ぶたのコーティングが異なっていたり、いくつか炊飯メニューが減っていますが、内釜については同じコーティングとなっており、炊飯メニューについても「湯の子」が無くても「おこげ」はあったり、「雑穀米がゆ」がなくても「玄米がゆ」はあったりなど、工夫と調整次第で全く対応出来ないわけでもなさそうです。

根本的に仕組みが異なるヒーター構造を除いた炊飯器の機能部分については、上位モデルに引けをとらない性能を持っていると言っても良いでしょう。

その微妙な違いが大切なんだよ!

という食通志向の人であれば、もはや選択肢は最上位モデル「NW-KB10/KB18」しかあり得ないということになりますが、大抵の人にとっては、この「NW-JU10/JU18」でさえも、完璧に使いこなすことはたぶん難しいレベルの高機能炊飯器と言えそうです。

■極め炊き NW-JU10のスペック

発売2019年7月
炊飯容量5.5合
サイズ幅275×奥行345×高さ215
重さ約6.5kg
消費電力1240W
消費電力量(炊飯時)149Wh
消費電力量(保温1時間)15.8Wh
内釜鉄仕込み豪炎かまど釜
炊飯時間(白米ふつう)約47〜55分

■極め炊き NW-JU18のスペック
発売2019年7月
炊飯容量1升
サイズ幅305×奥行370×高さ245
重さ約8kg
消費電力1370W
消費電力量(炊飯時)192Wh
消費電力量(保温1時間)21.3Wh
内釜鉄仕込み豪炎かまど釜
炊飯時間(白米ふつう)約52〜62分

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