山善「KS-A253」
シンプル！それだけ。
シンプルなこと、この上ない山善のスチーム式加湿器です。
加湿能力は360ml/hと、決して強力とは言えませんが、無力でもありません。
操作は極めて簡単、スイッチで運転のオン/オフをするだけです。迷いようもありません。
本体サイズは幅275×奥行210×高さ270とそれほど大きくはありませんが、能力と機能を考えると、どれだけコンパクトでもそれほどの驚きはありません。
タンク容量は2.5リットルとパワーに対して十分な容量が確保されており、本体サイズの大半をタンクが占めている感じです。最大加湿量で加湿したとしても、7時間近く保つ計算となります。
消費電力は270Wで、スチーム式加湿器としては、まあ納得できるレベルにあると言えるでしょう。
まとめ
シンプル極まりないこの「KS-A253」にとって、最大のポイントは場合によっては3,000円を下回っていることもある「価格」ということになると思います。ともかく、加湿器は必要なんだけど、他に機能はいらないし、ともかく手軽に済めばなんでも良い！という場合に候補として浮上してくることが多そうです。
注意点としては、スチーム式の加湿器なので、加湿能力が優れている、場合によっては優れ過ぎているということでしょう。
たとえ、周りの湿度や室温がどれだけ高かろうと、水を沸騰させて行うスチーム式にはそれを上回る強制的な加湿力があります。
この「KS-A253」はシンプルこの上ない製品のため、周りの空気を読むということは一切行いません。センサーなどで不要時には運転をストップしたりすることはないので、スタートから全力で加湿しまくった結果、結露しまくるという危険性もはらんでいるのです。
この「KS-A253」のスイッチをオンする時には、いつオフにするのかをきちんとイメージしておく必要があるでしょう。幸いなことに空焚き防止機能は組み込まれているので、火災に発展することは無さそうです。
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