シャープ製ではありますが、トーカ堂オリジナルとして展開されている空気清浄機です。
ホワイト↓
シャープ プラズマクラスター7000 加湿空気清浄機 KC-30T7-W (ホワイト)
ブラック↓
シャープ プラズマクラスター7000 加湿空気清浄機 KC-30T7-B (ブラック)
トーカ堂は1990年代からテレビショッピングなどで業績を上げている企業で、この「KC-30T7」は旧モデル「KC-30T6」の仕様をそのまま引き継いでいます。
水タンクを搭載しておらず、加湿トレーに入れた水がそのまま加湿用の水となる構造や、毎分3.2㎥というちょっと非力めの空気清浄能力、ホコリではなくニオイのみに反応する「汚れセンサー」など、正直なところ特別優れた空気清浄器というわけではありません。
それでも旧モデル「KC-30T6」と同様、人気のあるモデルとなっているのは、やはり本体価格が安めということに尽きるでしょう。
この「KC-30T7」の本体価格は、16,000円前後となっています。加湿機能付きの空気清浄機でこの価格と同等クラスの製品はそれほど多くはありません。
■KC-30T7のライバルモデル
メーカー | 製品 | 価格(目安) | 最大風量 | 加湿時風量 | 加湿量 | 発売年 |
---|---|---|---|---|---|---|
シャープ | KC-30T7 | 16,000円くらい | - | 3.2㎥/分 | 370ml/時 | 2020年 |
シャープ | KC-40TH4 | 14,000円くらい | 4.0㎥/分 | 2.7㎥/分 | 400ml/時 | 2020年 |
シャープ | KC-50TH4 | 18,000円くらい | 5.1㎥/分 | 3.4㎥/分 | 500ml/時 | 2020年 |
シャープ | KC-J50 | 17,000円くらい | 5.1㎥/分 | 3.4㎥/分 | 500ml/時 | 2018年 |
アイリスオーヤマ | HXF-C25 | 11,000円くらい | 2.1㎥/分 | - | 300ml/時 | 2020年 |
アイリスオーヤマ | HXF-C40 | 15,000円くらい | 3.5㎥/分 | - | 300ml/時 | 2020年 |
ある程度実績のあるメーカーの空気清浄機で、本体価格が1万円台となる安価寄りのモデルは、多くの製品が加湿機能無しの空気清浄専用モデルとなっていて、加湿機能付きで、かつ価格的にこの「KC-30T7」と比較されるような製品は、同じシャープ製品、そしてアイリスオーヤマにいくつか存在するくらいです。
この「KC-30T7」の最大のライバルとなりそうなのは、同じシャープ製品で、さらに同じくシャープのオフィシャルラインアップからは外れた販路限定モデルである「KC-40TH4」や「KC-50TH4」あたりとなりそうです。
特に「KC-40TH4」は、この「KC-30T7」よりもわずかに安価な市場価格でありながら、空気清浄の風量や加湿量ではこの「KC-30T7」を上回っています。ただ、加湿をしながらの場合であれば、この「KC-30T7」の方が風量は上回っていることと、「KC-40TH4」のフィルターの交換年数が2年目安となっているのに対し、この「KC-30T7」では5年目安となっていて、メンテナンス頻度の点では、この「KC-30T7」の方が少し有利となっています。長い目で見た時に掛かるコストは、この「KC-30T7」の方が安いということはあるかもしれません。
もう少し加湿空気清浄機としての性能が高い製品が良いかな、という場合は「KC-50TH4」の方が候補となるかもしれません。「KC-50TH4」は、この「KC-30T7」よりも風量、加湿量とも高く、メインのフィルターも10年交換となっていて、メンテナンスの手間という点でもさらにお手軽な仕様となっています。
ただ、「KC-50TH4」を検討する場合は、メーカーのオフィシャルモデルである「KC-J50」も無視するわけにはいかないでしょう。「KC-50TH4」と「KC-J50」は基本的に同じ仕様のモデルとなっていて、「KC-J50」は後継の「KC-L50」、さらに現行モデルである「KC-N50」へと連なる人気シリーズです。後継モデルについても基本的な仕様は変わらないので、安価なモデルを見つけたら、それがベストということになるかもしれません。
逆にもう少し価格を抑えたいという場合は、アイリスオーヤマの「HXF-C25」、「HXF-C40」あたりが候補となるかもしれません。どちらのモデルもこの「KC-30T7」よりも本体価格が安く、それに応じるように空気清浄能力についても、この「KC-30T7」を下回る製品です。価格の安い「HXF-C25」の方がより空気清浄能力も低く、価格の高い「HXF-C40」の方が少し空気清浄能力が高くなっているので、これについては予算に応じて選択するということになりそうです。
いずれにしても、これらのどのモデルも空気清浄機としては低価格=低機能のモデルとなるので、高性能な空気清浄機で部屋の空気をしっかりとキレイにしたい!という場合には全てのモデルが候補から消えることになるでしょう。
■KC-30T7のスペック
発売 | 2020年 |
サイズ | 幅380×奥行197×高さ570mm |
重さ | 6.8kg |
適用畳数(プラズマクラスター) | 11畳 |
適用畳数(空気清浄) | 14畳 |
適用畳数(加湿) | 木造6畳・プレハブ10畳 |
風量 | 0.9→2.1→3.2㎥/分 |
運転音 | 21→38→49dB |
消費電力 | 3→10→28W |
センサー | 汚れ・温度・湿度 |
加湿量 | 140→280→370ml/時 |
タンク容量 | 約1.8リットル |
交換品 | 静電HEPAフィルター・脱臭フィルター・加湿フィルター |
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