自動でフィルターを掃除してくれる日立の加湿空気清浄機クリエア「EP-MVG110」

お掃除ユニットがプレフィルターの表面を移動することでプレフィルターを自動でキレイにしてくれる機能が搭載されている加湿空気清浄機です。

グラデーションブラウン↓


日立 加湿空気清浄機クリエア EP-MVG110-T(グラデーションブラウン)
グラデーションシャンパン↓


日立 加湿空気清浄機 クリエア EP-MVG110-N(グラデーションシャンパン)

プレフィルターが汚れていると空気清浄機の性能が落ちてしまうので、プレフィルターを自動で掃除してくれるというのは、確かにありがたい機能かもしれません。

ただ、プレフィルターのお手入れといっても掃除機で表面を吸い取るくらいのもので、頻度も2週間に1回くらいでOKとされているので、もともとそれほど手間が掛かる作業ではありません。そして、この「自動おそうじ」機能を使ったとしても、掃除機を使った手動のお手入れよりも格段にキレイになるということはないでしょう。そして、もちろん「自動おそうじ」ユニットのゴミもいつかは捨てなければなりません。「自動おそうじ」ユニットのゴミ捨ては約1年に一度で良いらしいのですが、これは完全にうっかり忘れてしまいそうな頻度のような気もします。「自動おそうじ」機能にすっかりお手入れを丸投げした気分で1年に1度のチャンスを逃すと、2年、3年と上乗せされていきかねないところはちょっと注意が必要かもしれません。

そして、ちょっとだけ先進的な感じのする「自動おそうじ」機能を除くと、この「EP-MVG110」は特に目新しい機能はありません。

しかし、風量は最大で11.0㎥/分、加湿量は最大800ml/時と、この「EP-MVG110」はかなりパワフルな空気清浄機ではあります。温度、湿度、ダスト、ニオイの4つのセンサーに基づく自動運転も可能で、空気清浄機としての基本性能はなかなか高いと言えるでしょう。抗菌効果のあるステンレスを空気の通り道に使用していて清潔さにも配慮されています。プラズマ何とかや、ナノ何とかなどイオン兵器に頼らない質実剛健なタイプの空気清浄機と言えるかもしれません。

ただ、デザイン性を優先したせいか、加湿用の水タンクの容量は2.5リットルしかありません。有効水量は約2リットルらしいので、最大加湿を続けると3時間もたずにタンクが空になってしまうことになります。加湿空気清浄機の加湿能力に大きく期待している場合は思わぬ弱点となる可能性もありそうです。

■EP-MVG110のスペック

サイズW360×D291×H673
重さ13.4kg
適用畳数48畳(空気清浄)
風量1.1→3.1→4.0→11.0㎥/分
運転音14→25→32→55dB
消費電力7→11→13→95W
加湿量200→300→550→800ml/h
タンク容量約2.5L

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