見張り機能はあっても、ニオイはノーマーク。シャープの空気清浄機「KI-BX50」

KI-BX70」のワンサイズ下のモデルとなる加湿空気清浄機です。

ホワイト系↓


そして、ブラウン系↓


見た目は「KI-BX70」とほぼ同じですが、「KI-BX70」と比べると、適用畳数が、空気清浄で31畳→23畳、加湿は木造で12畳→8.5畳、プレハブで19畳→14畳と狭くなります。その分、本体サイズも少し小さくなっています。

同じシャープから今年発売された、ほぼ同サイズの加湿空気清浄機として「KC-B50」がありますが、最大の違いは「KC-B50」がプラズマクラスター7000ユニットを搭載しているのに対し、この「KI-BX50」は高濃度プラズマクラスター25000発生ユニットを搭載しているということです。

プラズマクラスター25000ユニットは発生させるプラズマクラスーの濃度が高い分、その効果も高いようですが、プラズマクラスター7000ユニットと異なり、ユニットの定期的な交換が必要となります。そして、それはもちろんタダではないというところが難点です。

ところが、この「KI-BX50」では、その交換ユニットの価格が相対的にちょっと安くなっているようです。

上位モデル「KI-BX70」の交換ユニットは5,300円で、約2年ごとの交換となりますが、この「KI-BX50」の交換ユニットは2,625円となっています。ほぼ半額です(交換は同じ約2年ごとが目安)。

もちろん、この2機種では、プラズマクラスターの適用畳数も異なります。

上位モデル「KI-BX70」のプラズマクラスターの適用畳数が19畳なのに対し、この「KI-BX50」のプラズマクラスターの適用畳数は14畳しかありません。しかし、ユニットの値段が半額なのに対して、適用畳数は3割落ち程度にとどまっているともいえるのです。

どうでも良い数字ですが、1畳あたりのプラズマクラスター(ユニット)価格を出してみると、上位モデル「KI-BX70」が1畳あたり約279円となるのに対し、この「KI-BX50」は1畳あたり約188円しか掛かりません。計算上、1畳あたり91円の差があります。10畳なら910円です。

14畳以下の部屋で使用するのであれば、この「KI-BX50」の方が、ちょっとおトク感があるような気もしないでもありません。

が、それはあくまでプラズマクラスター、それもユニットの価格についてだけの話なので、1畳あたりのプラズマクラスターの効き目(推定)などという、そんなに小さなことを気にすることのストレスなどは考慮に入っていません。

そして実際のところ、本当にそんな小さなことよりも、この「KI-BX50」と上位モデル「KI-BX70」との間には大きな違いがあります。

それは、必殺「センサー落とし」です。

この「KI-BX50」には「ニオイセンサー」がありません。

もちろん、上位モデル「KI-BX70 」には搭載されています。

これは、プラズマクラスター7000ユニット搭載シリーズである「KC-B50」(ニオイセンサー無し)と「KC-B70」(ニオイセンサー有り)の関係と全く同じです。

「KC」シリーズ同様、この「KI-BX50」もフィルター構造自体は「KI-BX70」と同じなので、脱臭が出来ないという訳ではありません。

感知しないだけです。

えー!

と、正直思います。

この「KI-BX50」でも業界初の「乾燥・低温みはり」機能がアピールされていますが、ホコリも、温度も、そして湿度まで見張っておいて、まさか「ニオイ」がノーマークとは、、、。

まあ、その他の機能は上位モデル「KI-BX70」と同じですし、本体サイズが小さい分、上位モデルより交換フィルター等の価格も安くなっています。

なので、適用面積的に都合が良くて、自分の鼻センサーに自信がある人なら、全然問題ないのかもしれません。

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