ほどほどのパワーで十分という場合の選択肢。シャープのハイブリッド式加湿器「HV-G50」

シャープのハイブリッド式加湿器のナンバー2モデルです。

ホワイト系↓


シャープ プラズマクラスター搭載 加湿機 ハイブリッド式 ホワイト HV-G50-W

ベージュ系↓


シャープ プラズマクラスター搭載 加湿機 ハイブリッド式 ベージュ HV-G50-C

NO.2モデルと言っても、NO.1モデルである「HV-G70」と外観は同じです。そして、機能も同じです。

要するに、この「HV-G50」はNO.1モデル「HV-G70」と同じ筐体を利用したパワーダウンタイプという訳です。まあ、よくあることです。

「HV-G70」と比べると、加湿量は最大で670ml/時→最大500ml/時へと25%近く落ちていますが、消費電力は最大310W→190Wへ40%弱も落ちています。

これはかなり効率が良い感じがします。

最大500ml/時という加湿量はすごくパワフルというわけではありませんが、言ってしまえばNO.1モデル「HV-G70」の加湿量670ml/時にしたところで最強クラスというわけではありません。

もちろんこの2つのモデルは自動運転の際に適度な湿度に調整してくれる温度&湿度センサーを備えているので、加湿力には少しでも余裕があった方がベターであることは間違いありません。しかし、これだけ消費電力の効率に差があると、加湿量670ml/時で足りるくらいの部屋で使うなら、500ml/時でも何とかなったりしないかな、という勝手な希望を持ってしまいたくなります。

実際、この2つのモデルの適用畳数を見ると、

HV-G70→木造11畳/プレハブ18畳
HV-G50→木造8.5畳/プレハブ14畳

となっていて、使用するのに適した広さに差があるのは当然なのですが、その差がそれほど大きくないことが分かります。

ただ。

この「HV-G50」は、NO.1モデル「HV-G70」と同様、気化式+ヒーターという同じ組み合わせとなっているダイニチのハイブリッド式加湿器と比べると見劣りしてしまうところがあります。

ダイニチでは下位クラスのモデルとなる「HD-RX517」の加湿量は、この「HV-G50」と同じ最大500ml/時ですが、消費電力は最大で163Wとなっていて、この「HV-G50」よりもさらに高い効率を誇るのです。

どうもシャープのハイブリッド加湿器はダイニチのハイブリッド加湿器に対して全面的に分が悪い様子なのですが、シャープとしては必殺のプラズマクラスターがあるので、全然気にしてないよ!ということなのでしょう。

確かに500ml/時クラスの加湿器で、さらにプラズマクラスターを発生させられるモデルと言えば、この「HV-G50」一択です。

■HV-G50のスペック

加湿タイプハイブリッド(気化式+ヒーター)
適用床面積木造8.5畳/プレハブ14畳
加湿量185→500ml/h
連続加湿時間約8時間
消費電力9→185/190W(50/60Hz)
運転音24→36dB
サイズ幅385×奥行170×高さ372mm
重さ約4.4kg
タンク容量約4.0L
フィルター交換約4年(2,200円)

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