Panasonic 加湿空気清浄機 F-VKJ20-C(キャラメルモカ)
パナソニックのメインの加湿空気清浄機とは、まったく形状の異なる製品です。
タワー型の本体の上に、お皿の様なものが乗っています。
なんと、このお皿はアロマトレーなのだそうです。
おおー。
これは珍しい。
大手メーカー製品でアロマトレーを搭載しているタイプはあまり見掛けません。
なんと、この「F-VKJ20」は単身及びDINKS世帯向けに開発された製品なのだそうです。
そのため、帰宅後や休日の時間にアロマでリラックス、、、ということのようです。
そして、「単身&DINKS向け」とわざわざ名乗っているのには、もう1つ理由があります。
単身&DINKS世帯=家を不在にしていることが多い
そこで、その不在にしている時間に一気に室内の空気をキレイにしてしまおうというワケです。
そのために水平に近い角度で吹出す業界初の「おそうじ気流」を備えた「留守そうじ運転」という運転モードを備えています。180分(3時間)強風で運転するこの運転モードにすることで、床に落ちるホコリを約50%低減するのだそうです。
おおー!
とは、実は全くなりません。
床に落ちるホコリを約50%低減する、というのは、空気清浄機を稼働させない時と比べた場合の数字です。
、、、。
ちょっと待て。
、、、。
そうです。
つまり、約50%は床に落ちているということになります。
ええー!?
空気清浄機を稼働させて、しかも床に落ちるホコリを減らす、という専用の運転モードを使用して、それでもって約50%のホコリしか回収出来ないというのは、果たしてグッドな数字と言えるのでしょうか?!
PM2.5とか、そんな細かい話をしているわけではありません。
メーカーのテストでも使用されているのは、あくまで「ホコリ」です。
、、、。
これは、かなり微妙です。
しかし、それも致し方ないことなのかもしれません。
なにしろ、この「F-VKJ20」のスペックを確認すると、最大風量が1.9/2.0㎥/分(50/60Hz)となっているのです。この風量は最上位機種である「F-VXJ90」の最大風量の20%ちょっとにしかなりません。
加湿量も最大で300ml、タンク容量も1.2Lしかないため、最大加湿量では連続で4時間しか保ちません。センサーもダストセンサー(と湿度センサー)しかないため、嫌なニオイには反応しません(脱臭フィルター自体はあります)。それでいて、消費電力、騒音が特別小さいという訳でもありません。
、、、。
単身&DINKS世帯向け、となっていますが、これは典型的な下位モデルの仕様という感じです。
単身&DINKS世帯に限らず、とりあえず多少使える加湿空気清浄機が欲しい、という場合に、もしかすると候補に上がる製品ということなのかもしれません。
ただ、どうしてもアロマも一緒に使いたい、という場合には候補として急浮上して来たりするのかもしれません。