加湿機能付き空気清浄機ランキング in amazon(2016/1/15)

1位

シャープ「KC-E50」
(2014年発売)





シャープの加湿空気清浄機で型番が「KC」から始まるモデルは、メーカー独自のイオン兵器「プラズマクラスター」が最強クラスの「25000」ではなく、標準レベルの「7000」となっている下位シリーズです。

この「KC-E50」は適用畳数が約13畳(空気清浄23畳)となっており、その下位シリーズの中でも中型となるモデルです。PM2.5対策の高感度ホコリセンサーに加え、ニオイ、温度、湿度、さらに部屋の明るさを感知する照度センサーも搭載しており、加湿空気清浄機としての使い勝手、機能は上位シリーズに大きく劣るものではありません。加湿量も最大450ml/時でそこそこのパワーがあります。まさにザ・スタンダードモデルかもしれません。既に型落ちとなり、いずれ消えゆくことは間違いありませんが、後継モデルとの間にスペック的には大きな差はなく、プラズマクラスターに強いこだわりがない場合は選びやすいモデルと言えそうです。

2位

ダイキン「ACK/MCK/TCK70R」
(2014年発売)





ダイキンの加湿空気清浄機2014年度モデルのハイグレードタイプとなります。型番の違いは販売経路の違いで製品自体は同じです。Aから始まるのが代理店モデル、Mが大型量販店、Tが通販、ということなのだそうです。

このハイグレードタイプ(TCK70R)は、汚れを帯電させてキャッチする電気集塵方式を採用しているところが、下位モデルとなるコンパクトタイプとの最大の違いとなります。風量は最大7.0㎥/分、加湿量は最大630ml/時とそれなりのパワーがあり、最新の2015年モデルのハイグレードタイプ(MCK70S)と比べてもスペック上は遜色はありません。ただ、2015年モデルはフィルターがHEPAレベルのものに上がっているようなので、微細なレベルでは2015年モデルの方が優れていると思われます。その代わり、この「TCK70R」では、脱臭フィルターが光触媒チタンアパタイト+光触媒&脱臭触媒という2段構えだったのに対し、2015年モデル「MCK70S」の脱臭フィルターはシンプルな1枚のものになっています。1枚より2枚の方が効果が高そうな気がしますが、特に記載が無いところを見ると、それほど大した差はないのかもしれません。ハウスダストに悩まされていて、少しでも集塵能力が高い方が良いという人以外にとっては、この2014年モデルでも特に問題はなさそうです。

3位

シャープ「KC-D70」
(2013年発売)





シャープのお家芸「プラズマクラスター」が標準の「7000」となっている下位シリーズです。しかし、下位シリーズの中では発売時の最上位モデルとなるので、最大風量6.8㎥/分、最大加湿量600ml/時、となかなかパワフルだったっりします。
さすがに2年落ちのモデルということもあり、現行の後継モデル(KC-F70)と比べると、現行モデルではプレフィルターが改良されていたり、部屋の明るさを感知する照度センサーが搭載されていたり、PM2.5対策として通常のホコリセンサーから高濃度ホコリセンサーへ感度アップされていたり、細かな変更が加えられています。さらに、最大加湿量も600→650ml/時へと増えているので、じっくり見比べてしまうとこの「KC-D70」が見劣りしてしまいますが、風量や消費電力、フィルター構造など、空気清浄機としての基本的な性能を考えれば、この「KC-D70」が全く使えない製品ということはないので、価格次第で割り切って使用するという選択はありなのかもしれません。

4位

シャープ「KC-D50」
(2013年発売)





ランキング4位のこの「KC-50」はメーカーのラインアップ上でも、ランキング3位の「KC-D70」の1つ下となるモデルです。「KC-D70」と比べると適用畳数が17畳→13畳へと狭くなり、それに応じて風量や加湿量も下がっています。フィルターの構造などは同じなので、パッと見は単純に「KC-D70」の小型版という印象ですが、実はこの「KC-D50」は「KC-D70」には付いているニオイセンサーがありません。脱臭フィルターはあるのでニオイを消せないわけではなく、単にニオイに反応しないだけですが、悪臭が発生しても普通にスルーしてしまうので注意が必要です。ニオイは別に気にしないから、空気清浄機にはホコリに反応して欲しい!という人向けの製品でしょう。

5位

シャープ「KC-E40」
(2014年発売)





この「KC-E40」の型番を見ると、ランキング1位である上位モデル「KC-E50」のすぐ下に位置する製品のような感じがしますが、実はだいぶ差がある製品です。
メインのフィルターが「KC-E50」では集塵フィルターと脱臭フィルターで2枚に分かれているのに対し、この「KC-E40」では1体型の1枚のフィルターとなり、さらにフィルターの交換目安も10年→5年と半分になっています。さらに、この「KC-E40」は、ニオイセンサーは搭載していますが、なんとダストセンサーは搭載していません。なので、ホコリが目の前を通過しても、特に運転を強化したりすることはありません。上位モデルの「KC-E50」が5つものセンサーを搭載していたのとは大きな違いです。もちろん、集塵フィルターは付いているので、本体内に入ってきたホコリについてはちゃんとキャッチしてくれます。ランキング4位の「KC-D50」とは逆に、空気清浄機にはニオイに反応して欲しい!という人向けの製品でしょう。

6位

パナソニック「F-VC55XK」
(2014年発売)





最大風量5.4㎥/分、最大加湿量500ml/時とそこそこのパワーを持つ製品です。電気代を抑えるエコナビや、留守中に集中的に運転を強化する「おそうじ気流」などの機能もあり、PM2.5対策として高感度ハウスダストセンサーも搭載しており、加湿のための温度・湿度センサーや、明るさを感知する照度センサーまでも備えていますが、ニオイセンサーだけはありません。ちゃんと脱臭フィルターはありますが、センサーは無いのです。どことなく下位モデルの悲哀を感じます。ニオイを感じた時に別に運転を強化しなくても良いということであれば、大きな問題はなさそうです。

7位

シャープ「KI-FX75」
(2015年発売)





現行の家庭向け空気清浄機の最上位モデル「KI-FX100」のすぐ下に位置するNO.2モデルです。最大風量は7.5㎥/分、最大加湿量は750ml/時とかなりのパワーを誇ります。ホコリ、ニオイ、明るさ、温度、湿度の5つのセンサーに基づく自動運転が可能で、ホコリセンサーは0.5µmを感知する高感度ホコリセンサーです。プラズマクラスターも上位版の25000を搭載しており、機能的には最上位モデルと変わりません。クラウド経由で連携する「ともだち家電」対応モデルではありませんが、ココロエンジンを搭載しているので、時折しゃべることもあります。

8位

シャープ「KC-E70」
(2014年発売)





搭載されているプラズマクラスターが25000ではなく7000となっているシャープの空気清浄機の下位シリーズです。しかし、発売時は下位シリーズの最上位モデルなので、最大風量は6.8㎥、最大加湿量は600ml/時となかなかパワーがあります。ランキング3位「KC-D70」と現行モデル「KC-F70」の間に位置する製品で、より旧型の「KC-D70」と比べると、この「KC-E70」は照度センサーや、高感度ホコリセンサーも搭載しており、現行モデルと比べても機能的にそれほどの差はありません。ただ、現行モデルは最大加湿量が650ml/時とパワーアップしているので、加湿量は少しでも多い方が良いという場合は現行モデルが少し有利なのかもしれません。

9位

ダイキン「ACK/MCK/TCK55R」
(2014年発売)





発売時は「コンパクトタイプ」という触れ込みだった加湿空気清浄機の下位モデルです。販売ルートによって型番が違っているのは上位シリーズ「ハイグレードタイプ」と同様です。
現行モデルは「MCK55S」というオシャレ系タワー型モデルとなり、見た目はだいぶ変わってしまいましたが、最大風量5.5㎥/時、最大加湿量500ml/時という基本性能は現行モデルと同じです。もともと下位モデルと言っても、ホコリ、ニオイ、温度、湿度の4つのセンサーを搭載し、それに応じた自動運転も可能となっており、そんじょそこらの空気清浄機には簡単にヒケを取ることはありません。現行モデル「MCK55S」が4万円前後なのに対し、性能的にはそれほど変わらないこの「ACK/MCK/TCK55R」は25,000円前後となっており、見た目にこだわらない場合は候補になりやすい製品かもしれません。

10位

シャープ「KI-EX75」
(2014年発売)





ランキング7位に位置する2015年モデル「KI-FX75」の旧モデルとなります。
比べると2015年モデル「KI-FX75」の最大加湿量が最大750ml/時なのに対し、この「KI-EX75」は最大730ml/時と20ml/時分劣っています。その他、2015年モデル「KI-FX75」では「掃除アシスト運転」という運転モードや「雑菌予測モニター」という表示機能が追加されていたりしますが、空気清浄機としての性能は基本的には変わりません。2015年モデル「KI-FX75」が5万円前後、この「KI-EX75」が4万円前後という価格のことを考えてしまうと、よほど加湿量にこだわりがある場合以外は、この「KI-EX75」でも問題なさそうな気がしてきてしまいます。

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