莫大な製品数を誇るアイリスオーヤマのコードレススティッククリーナーのラインアップです。コードレスクリーナーに限ったことではありませんが、アイリスオーヤマはシリーズ別などに整理して製品をラインアップしていくことにはあまり興味が無いらしく、様々な製品が現れては消え、消えたかと思ったら消えていなかったり、まだラインアップに残っているものが市場からはとっくに消えていたりします。その上、モデル名などにも様々な系統があるので、ラインアップの全容を把握することは容易なことではありません。ニーズに合わせて人気のある製品は拡充して、そうでない製品は自然淘汰されていくということなのかもしれませんが、結果として違いが分かりにくい雑多な印象のラインアップとなっています。製品としての理想や完成度を追求するというより、売れそうな製品を素早く、そして安価に市場に提供するというメーカーの姿勢がきちんと出ているとも言えるかもしれません。なので、アイリスオーヤマのラインアップの中に最高の製品を見つけることは出来ないかもしれませんが、価格という要素を加えて見れば、最適解に近い製品はいくつか見つかる可能性があるでしょう。
充電式スティッククリーナー
SCD-181P
2022年発売モデル。価格目安:16,000円くらい。
自走式のパワーヘッドを装着する軽量タイプのサイクロン式クリーナーです。通常使用状態で1.5kgという軽さを誇ります。軽量化を最重視したせいか、ゴミ捨て目安が0.15リットルという少量設定となっています。
SCD-143P
価格目安:11,000円くらい。
デザインにこだわった「Number Edition」のモデルです。それなりの仕様をそれなりの価格でまとめた高バランスモデル「SCD-141P」がベースモデルとなっていて、仕様上の違いはありません。
パワーヘッド搭載✕2段遠心分離のサイクロン式
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SCD-R1P
2021年10月発売モデル。
本体のみで1.0kg、普通に使う状態でも1.6kgの軽量タイプのサイクロン式のクリーナーです。床側に重心のあるタイプで、本体からメインの吸引機構を取り外すことでハンディタイプのクリーナーとして使うことが出来る、いわゆる2in1タイプのモデルとなっています。 床用ノズルは自走式の軽量パワーヘッドとなっていて、軽さだけでなく掃除能力にもこだわっている雰囲気があります。掃除機としての基本的な仕様は同じシリーズとなる「SCD-160P」と同じですが、この「SCD-R1P」の方は、アイリスオーヤマの必殺仕様である静電モップを装着している上位仕様モデルとなります。なお、単に静電モップがセットされているだけでなく、静電モップに付いた汚れを充電台にセットした本体で吸い込むことが出来る本気で静電モップを活かす仕様になっています。
SCD-180
2022年発売モデル。価格目安:14,000円くらい。
掃除機本体部分の仕様は軽量モデル「SCD-181P」と共通していますが、床用ヘッドが回転ブラシの無いタイプにランクダウンしています。カーペットをしっかり掃除したい人には不向きかもしれませんが、シンプルなのでその分さらに軽くなっています。掃除機=軽さが命という人にとっては魅力的かもしれない、通常使用状態での重さが1.4kgというクリーナーです。
SCD-160P
2021年8月発売モデル。価格目安:23,000円くらい。
床側に重心のあるタイプのサイクロン式のクリーナーです。本体からメインの吸引機構を取り外すことでハンディタイプのクリーナーとして使うことが出来る、いわゆる2in1タイプのモデルとなっています。ほぼ同じ仕様をしながら、さらにメーカー独自の「静電モップシステム」を搭載した兄弟モデル「SCD-P1P」が存在します。床用ノズルとして自走式の軽量パワーヘッドを装着しています。
IC-SLDCP12
2020年8月発売モデル。価格目安:18,000円くらい。
床側に重心のあるタイプの紙パック式のクリーナーです。自走式のパワーヘッドとメーカー得意の静電モップ機構を搭載しています。それでいて通常使用時の重さは1.7kgとなかなか軽めとなっています。また、ほこり感知センサー搭載して、ほこりの量によって自動でパワー調整をしてくれるなど、機能的にも充実感のあるモデルとなっています。
SBD-74
2021年8月発売モデル。価格目安:13,000円くらい。
通常使用の状態で1.3kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。床用ヘッドはヘッド内にサイクロン気流を発生させることでゴミを吸い上げるという、ちょっとミステリアスな「サイクロンストリームヘッド」ですが、ほこり感知センサーでゴミの量に合わせて自動で運転調整してくれるなど、便利機能も搭載しています。
SBD-75
2021年8月発売モデル。価格目安:14,000円くらい。
「SBD-74」に静電モップが付属しているモデルです。本体色も白基調→黒基調となっていますが、静電モップ以外の仕様に違いはなく、通常使用の状態で1.3kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーということに変わりはありません。
SCD-120P
2021年8月発売モデル。価格目安:23,000円くらい。
通常使用状態で1.4kgという軽さを特徴とするサイクロン式のクリーナーです。しかも、床用ヘッドは軽量化された自走式のパワーヘッドとなっていて、軽さと掃除能力を追求した仕様となっています。さらにメーカーが得意とする静電モップと、静電モップのホコリを吸引する仕組みを充電台に備えている充実モデルとなっています。
SCD-L1P
2021年5月発売モデル。価格目安:27,000円くらい。
基本的な仕様は同じシリーズとなる「SCD-120P」と共通ですが、カラーが白ベース→黒ベースへと変更となっているほか、「マルチツール」として、ミニヘッド、フレキシブルホース、布団用ヘッドの追加付属品が付いてきて、充電台もそれらを収納できるように変更されている上位互換モデルとなっています。
SCD-141P
2020年9月発売モデル。価格目安:13,000円くらい。
軽量(本体のみで1.3kg)なのに、強力な吸引力を併せ持つという、王道ではあるものの、ありがち感のあるセールスポイントを持つコードレスクリーナーです。確かに床用ヘッドはパワーヘッドとなっていて、本体の軽さだけでなく掃除能力にもこだわっている感じがあります。バッテリーの使用時間も十分に長く(最長35分)、 最高性能を求められると厳しいかもしれませんが、使い勝手とコスト面を重視したモデルと言えそうです。別カラーモデルとして「SCD-143P」、付属品が充実しているモデルとして「SCD-142P」がありますが、基本的な仕様は共通となっています。
軽量×パワフル吸引
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SCD-140
2020年11月発売モデル。価格目安:11,000円くらい。
型番が似ている「SCD-141P」と近しい外観をしていて、同じように軽く(本体のみで1.3kg)、全く同じ「軽量×パワフル吸引」というキャッチコピーを掲げているモデルです。ただ、床用ヘッドがパワーヘッドとなっている「SCD-141P」に対して、この「SCD140」にはそもそも床用ヘッドに回転ブラシがありません。なので特にカーペットを掃除する場合に「パワフル吸引」の「パワフル」度合いで「SCD-141P」よりも劣っている可能性は非常に高いでしょう。ただ、フローリングしか掃除しない場合には、回転ブラシの付いていないこの「SCD-140」の方がその分軽かったりするので、何が何でも軽さ(と価格)を重視したい場合は候補に浮上するのかもしれません。
SCD-130P
2020年11月発売モデル。価格目安:17,000円くらい。
自走式パワーヘッドを搭載したサイクロンクリーナーです。同時期発売の「SCD-141P」と比べると、軽量タイプではない分、使用状態での重さは 「SCD-141P」の2.1kg→2.2kgへとわずかに重たくなっています。ただ、この「SCD-130P」は、ほこり感知センサーを搭載していたり、 性能の高いサイクロン機構が搭載されていたりと、単純な重さを除いた清掃能力そのものについては、「SCD-141P」を上回っているモデルとなっています。
SCD-131P
2020年11月発売モデル。価格目安:20,000円くらい。
自走式パワーヘッドを搭載して、吸引力の強さと機能性の高さを特徴とするサイクロンクリーナーです。この「SCD-131P」は「SCD-130P」と共通の仕様を持ちながら、さらにメーカーが得意とする静電モップとモップに付いたゴミを吸い取る機構を組み込んだモデルとなっています。
SCD-M1P
2020年11月発売モデル。価格目安:44,000円くらい。
自走式パワーヘッドを搭載して、吸引力の強さと機能性の高さを特徴とするサイクロンクリーナーです。この「SCD-M1P」は「SCD-130P」をベースとしながら、メーカーが得意とする、静電モップとモップに付いたゴミを吸い取る機構を組み込み、さらに「ブラシノズル」「ミニヘッド」「布団用ヘッド」「フレキシブルホース」「フィルターセット」などの「マルチツール」を追加した機能&付属品充実モデルとなっています。
IC-SLDCP10
2020年3月発売モデル。価格目安:20,000円くらい。
パワーヘッドを搭載したサイクロンクリーナーです。メーカーお得意の静電モップが組み込まれているほか、ヘッドの先にLEDライトを搭載しています。連続使用時間が最長45分となっており、30分前後が多い他のモデルより幾分長めの設定となっています。ただ、吸引力との兼ね合いや、充電時間の長さの問題もあるので、使える時間が長いからこちらの方がベターと単純にならないところが難しいところです。
IC-SLDCP6M
2020年8月発売モデル。価格目安:17,000円くらい。
通常使用状態での重さが1.6kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。自走式のパワーヘッドを搭載していたり、ホコリセンサーが装備されているなど、掃除機としての基本的な仕様はモデル名がほぼ同じ「IC-SLDCP6」と共通となっていますが、この「IC-SLDCP6M」は、メーカーが得意とする静電モップと静電モップに付着したゴミの吸引装置が付属して来るモデルとなっています。
スティッククリーナー i10(SBD-91P-T)
2021年発売モデル。価格目安:28,000円くらい。
アイリスオーヤマ史上最強の吸引力をうたう紙パック式のコードレス掃除機です。基本的には同じ「スティッククリーナーi10」シリーズの「KIC-SLDCP9」と同じ仕様となりますが、「KIC-SLDCP9」には付属する「ミニヘッド」が付属して来ません。それでも最大210Wの吸込仕事率を誇るパワーや、自走式のパワーヘッド、ほこり感知センサー、そしてメーカーが得意とする静電モップと静電モップに付着したゴミの吸引機構など、充実仕様を誇るモデルとなっています。
IC-SLDCP6
2018年11月発売モデル。価格目安:16,000円くらい。
通常使用状態での重さが1.6kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。軽さだけで勝負するつもりはないらしく、自走式のパワーヘッドを搭載しているほか、ホコリセンサーも搭載して機能面でも侮れないところがあります。充電回数500回が寿命の目安となるバッテリーは気になるところですが、別売りバッテリーもちゃんと用意されています。
スティッククリーナー i10(KIC-SLDCP9)
2019年12月発売モデル。価格目安:34,000円くらい。
発売当時、アイリスオーヤマ史上最強の吸引力をうたって登場した紙パック式のコードレス掃除機です。床側に吸引機構を持つタイプとなります。自走式のパワーヘッドを搭載し、自慢の吸込仕事率は210Wに達します。細かなゴミを見分けるほこり感知センサーや、メーカーが得意とする静電モップと静電モップに付着したゴミの吸引機構が本体と充電スタンドに組み込まれています。色々盛り込んだ結果、通常状態での重さは2.7kgとなっていること、充電時間が最長約5時間と長めなことなどが弱点と思われます。
IC-SLDCP5
2018年5月発売モデル。価格目安:15,000円くらい。
掃除機とは全く異なる掃除道具「静電モップ」を付属品に大胆に組み込んだ意欲作です。同じ仕組みの製品が次々誕生している現状を考えると、成功したモデルということになるのかもしれません。掃除機としての仕様は同系統の製品である「KIC-SLDCP5」と同じですが、本体カラーと付属品(ダストパック)の枚数が異なります。
驚きの軽さで毎日のお掃除が変わる!最軽量クラスの極細軽量スティッククリーナー
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IC-SLDC11
2020年8月発売モデル。価格目安:13,000円くらい。
本体900g、通常使用状態での重さが1.4kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。特別な機能はありませんが、メーカーお得意の静電モップを付属したモデルとなっていて、本体に装着する「帯電ケース」に入れた状態で静電モップに付着したほこりを吸引することが出来る仕様となっています。床用ヘッドには回転ブラシが無く、ヘッド内に気流を発生させて吸引力を高める「サイクロンストリームヘッド」となっていますが、要するにカーペット掃除向きのモデルではないということでしょう。
KIC-SLDC7
2019年4月発売モデル。
通常使用状態での重さが1.2kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。床用ヘッドは回転ブラシの付いていない「サイクロンストリームヘッド」ですが、細かなゴミを見分ける「ほこり感知センサー」を搭載しています。基本的な仕様は「IC-SLDC7」と共通ですが、この「KIC-SLDC7」には本体を自立させる「スタンド」が付属して来ます。
当社シリーズ最軽量クラス1.2kgの極細軽量スティッククリーナースタンド付きタイプです
IC-SLDC7
2019年5月発売モデル。
通常使用状態での重さが1.2kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。床用ヘッドは回転ブラシの付いていない「サイクロンストリームヘッド」ですが、細かなゴミを見分ける「ほこり感知センサー」を搭載しています。基本的な仕様は「KIC-SLDC7」と共通ですが、この「IC-SLDC7」には本体を自立させる「スタンド」が付属して来ません。
当社シリーズ最軽量クラス1.2kgの極細軽量スティッククリーナーです
IC-SLDC8
2019年7月発売モデル。価格目安:12,000円くらい。
通常使用状態での重さが1.2kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。基本的な仕様は「IC-SLDC7」と共通ですが、この「IC-SLDC8」には「すき間ノズル」や「壁置きパーツ」などの付属品が付いて来ません。
IC-SLDC4
2017年発売モデル。
通常使用状態での重さが1.2kgという軽さを特徴とする紙パック式のクリーナーです。床用ヘッドは回転ブラシの付いていない「サイクロンストリームヘッド」ですが、細かなゴミを見分ける「ほこり感知センサー」を搭載しています。基本的な仕様は後継モデルとなる「IC-SLDC7」と共通で、違いは本体カラーのみです。
軽いからお掃除ラクラク
IC-SDC2(ラクティ)
2015年8月発売モデル。
床側に重心のあるサイクロン式のクリーナーです。柔らかい曲線の外観が特徴となっています。本体の軽さに加えて、「ほこり感知センサー」により、ゴミの量に応じた運転調整が可能です。発売から時間が経っていることもあるのか、バッテリーが現在の主流のリチウムイオンではなく、ニッケル水素となっていることは弱点かもしれません。
かるくてカワイイのにしっかりもの
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