お手軽さはほとんど変わらず、少しだけパワーアップしたアイリスオーヤマのふとん乾燥機「カラリエ」(FK-C2)

驚きの手軽さが特徴のふとん乾燥機「カラリエ」のパワーアップタイプです。

パールホワイト↓


アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ マットなし パールホワイト FK-C2-WP

ピンク↓


アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ マットなし ピンク FK-C2-P

初代カラリエ「FK-C1」と比べると、この「FK-C2」は「あたたかさが遠くまで広がる」のだそうです。

その秘密が「立体ノズル」です。

この「FK-C2」は初代「FK-C1」と同様に伸ばしたノズルをふとんの中に差し込むだけという簡易型のふとん乾燥機ですが、立体ノズルがふとんの中に空間を作ることで、ふとんのより奥まで温風を送り込むことが出来るようになっています。

ただ。

この「立体ノズル」が、それほどふとんの中に空間を作ってくれるような感じがありません。

「立体ノズル」は、ノズルの先端の1部分がフタのように持ち上がることでふとんを支えてくれる構造となっていますが、なにしろ肝心のフタ部分のサイズがそれほど大きくありません。これで送風能力が上がるなら、ノズルの隣にペットボトルでも立てておけば事足りそうな気がしてしまいます。「立体ノズル」が作り出す、指先で持ち上げている程度の空間がふとんの中にあるかないかで、どれほど結果に差が出るものなのか気になるというか、気がかりなところです。

しかし、この「FK-C2」は「立体ノズル」の採用の他に、初代カラリエ「FK-C1」と比べて、メカ的にもパワーアップしており、風量とヒーターの出力が約20%アップされています。

なので、この「FK-C2」の方が初代カラリエ「FK-C1」よりも暖め能力に優れていることは間違いないでしょう。

ただ、仕様上ではふとん乾燥にかかる時間は、冬で60分、夏で80分、ダニモードは100分となっていて、これは初代カラリエ「FK-C1」もパワーアップ版「FK-C2」も同じです。

要するにこの「FK-C2」の方は初代カラリエ「FK-C1」と比べて圧倒的にあたため能力が優れているわけではなく、ふとんの奥まで温風が届く分、仕上がりのレベルが高いと考えるべきなのでしょう。まあ、「あたたかさが遠くまで広がる」というキャッチフレーズ通りと言えます。「FK-C2」の方はダブルサイズのふとんも、ふっくら乾燥できるとされていますが、あまり過度な期待はしない方が良いかもしれません。

くつ乾燥アタッチメントが付属して来たり、長いホースを利用して好きな方向に温風を吹き出すという特徴は初代カラリエと全く変わっていないので、ふとん乾燥だけにあまりこだわらず、小物や靴箱など狭いスペースの乾燥用の製品と考えると、初代カラリエ「FK-C1」と同様、使い勝手の良い製品と言えそうです。

■FK-C2のスペック

サイズ幅160×奥行140×高さ360mm
重さ1.8kg
消費電力560W
乾燥時間(ふとん標準)冬:60分 / 夏:80分
乾燥時間(ダニ対策)100分

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