上品に機能を絞り込んだシンプル炊飯器。象印のSTAN.「NW-SA10」

デザイン家電、と言って良いのでしょう。

高級感のあるシックな外観をしています。

ブラック↓

象印炊飯器 5.5合 IH式黒まる厚釜ブラック STAN. NW-SA10-BA

ホワイト↓

象印炊飯器 5.5合 IH式黒まる厚釜ホワイト STAN. NW-SA10-WA

この「NW-SA10」が含まれる「STAN.」シリーズは、象印が子育て世代をターゲットにして売り出し始めた新ブランドです。製品としての使いやすさはもちろん、時間の無い子育て世代のためにお手入れのしやすさもポイントとしています。

この「NW-SA10」も、毎回洗う必要があるパーツは、内釜と内ぶたの2点のみというシンプルな構造をしています。

他にも内釜にお米をセットして水を入れると、メモリの色が変化することで水位が見やすくなったりします。なんと、これは業界初の機能なのだそうです。さらに子育て世代をターゲットにしているというだけあって、離乳食として「ベビーごはん」をメニューに加えているなどの特徴もあります。

ただ。

この「NW-SA10」は、デザインと使いやすさに配慮された製品ではありますが、最高性能の製品というわけではありません。

象印の炊飯器の最上位モデル「NW-KB10」は、多彩な圧力調整をすること食感を調整することが出来ますが、この「NW-SA10」は、そもそも圧力IHではありません。

ご飯の炊き分けについても、最上位モデル「NW-KB10」では、121通りに炊き分けをすることが出来ますが、この「NW-SA10」は白米炊き分けとして3種類に分かれているだけです。

ともかくおいしいお米を食べたい！という場合は、最上位モデルを選択した方が良いでしょう。

しかし、最上位モデル「NW-KB10」が軽く10万円を超える本体価格となっているのに対し、この「NW-SA10」は4万円を切る価格です。

この「NW-SA10」は、価格も含めて手頃感を追求しているということなのでしょう。

炊飯器を使って色々な調理をしようという場合は別かもしれませんが、普通のお米をなるべく手軽においしく食べたいという場合には、機能が絞り込まれたこの「NW-SA10」で十分！ということは大いにあり得る感じがします。

■STAN.「NW-SA10」のスペック