独自の「LOCABO」炊きで糖質をカットしてくれる健康系炊飯器。forty-four「LOCABO JM-C20E」

コンパクトな円筒形をしています。

ブラック↓

糖質カット炊飯器 LOCABO (ブラック)

ホワイト↓

糖質カット炊飯器 LOCABO (ホワイト)

この「LOCABO」は「糖質&カロリーカット炊飯器」と名乗っています。

パンを中心とする小麦にだいぶ押されて来ているとはいえ、日本人の主食と言えばやはりお米です。

そのお米の糖質、カロリーをカット出来るのであれば、ダイエットに取り組んでいる人はもちろん、なるべくなら炭水化物を減らそうかなと考えている人にとっても、なかなか魅力的な話です。

何しろこの「LOCABO」で炊いたご飯は、糖質を最大45%、カロリーも最大44%カットすることが出来ると言うのです。

これはなかなか大きな数字です。

この「LOCABO」は炊飯器の内釜を二重構造にして、内側のご飯を外側のお湯で蒸し上げるようにして加熱&炊飯する独特な仕組みとなっています。外側のお湯の方にお米の糖分を染み出させることで炊き上がったご飯の糖質をカットするようです。

名付けて「LOCABO炊き」なのだそうです。「LOCABO」はいわゆる「ロカボ」でLow-Carbohydrate(炭水化物)=糖質控えめを意味しているのだと思われますが、特に触れられていません。まあ、言わずもがなということなのでしょう。

ただ、この「LOCABO炊き」が出来るのは最大2合までとなっています。二重の内釜を使用せずに普通の炊飯をすれば最大5合のお米を炊くことが出来ますが、この「LOCABO」は、そもそも白米を普通に炊くことが最大の目的ではないということは忘れてはいけないでしょう。

普通の炊飯器がこぞってアピールするような内釜の素材や複雑な加熱方式などはこの「LOCABO」には搭載されていません。

メーカー側も心得たもので、この「LOCABO」は低糖質なご飯を食べたいときだけ、食べたい人だけが使う、2台目の炊飯器の選択肢になり得るということを強調しています。

そもそもこの「LOCABO」の製造元となっているforty-fourは、もともと広告代理店で、この「LOCABO」を世に送り出すために製品の企画開発を手掛けているという経緯もあります。この「LOCABO」が大ヒットすることでメーカー業務にシフトしていくことは将来的にはあり得るのかもしれませんが、現時点で単純にお米を炊くだけのノーマルな炊飯器が必要な場合は、炊飯器の製造を長く手掛けているメーカーの製品を選択した方が無難かもしれません。

要するにこの「LOCABO」をメインの炊飯器とすることには若干の心もとなさがあるわけですが、2台目の炊飯器と割り切ることが出来れば、「LOCABO炊き」はもちろんのこと、構造的に大得意とも言えるスチーム(蒸し料理)や炊き込みなどのメニューが用意されていることもプラス要素となりそうです。

食べたいものを食べたいように食べたい飽食志向の人には無用な製品かと思いますが、無理せずライト&スマートにダイエットに取り組もうとする人には、タッチ式の操作パネルなどシンプルですっきりとした外観も含めて、なかなか魅力的な製品と言えそうです。


■LOCABO JM-C20Eのスペック

発売2021年10月
炊飯容量糖質カット:2合
通常炊飯:5合
サイズ奥行220×幅255×高さ220mm
重さ約2.3kg
消費電力約400W
消費電力量(炊飯時)-
消費電力量(保温時)-
内釜外釜+内釜
炊飯時間(糖質カット)45分

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