日立の炊飯器の最上位モデルとなります。
メタリックレッド↓
日立 圧力&スチームIHジャー炊飯器(5.5合炊き) ふっくら御膳 RZ-AW3000M-R メタリックレッド
パールホワイト↓
日立 圧力&スチームIHジャー炊飯器(5.5合炊き)ふっくら御膳 RZ-AW3000M-Wパールホワイト
この「RZ-AW3000M」は、「圧力スチーム炊き」という日立独自の炊飯方法でお米を炊いてくれます。
ただ、この「圧力スチーム炊き」でご飯を炊くと、他の炊き方をした場合と何がどのくらい違うのか、実はあまりはっきりしません。
「圧力スチーム炊き」は、内釜内の圧力を最高1.2気圧まで上げることで、沸点も上がり、ご飯を高温で炊くことが出来ます。そして最高105℃のスチームをかけて蒸らすことで、旨みをしっかりと閉じ込める効果が期待出来るようです。
まあ、「圧力スチーム炊き」という言葉のイメージ通りの感じです。
ただ。
圧力をかけながらご飯を炊く炊飯器は他のメーカーにもあります。
例えばパナソニックのWおどり炊き「SR-VSX108」なども、最高1.2気圧の圧力調整と最高220℃の高温スチームを駆使してご飯を炊きます。しかも、パナソニック「SR-VSX108」はメニューに合わせてスチームの温度を130℃~220℃の間で調整してくれたりする、かなりのハイテク仕様となっているだけに手強いライバルという感じがします。
この「RZ-AW3000M」のスチームの105℃という温度設定にも理由があるのだと思いますが、独自の「圧力スチーム炊き」にどれくらいの利点があるのかが、いま一つ分かりにくいところが、ちょっと残念な感じがするところかもしれません。
また、この「RZ-AW3000M」は、底に鉄の粒子を打ち込んだ特殊なアルミ合金製の内釜を採用していますが、土鍋だったり、鉄だったりと素材そのものが特殊だったりするライバル炊飯器の内釜と比べると、インパクトに欠けてしまうところは否めません。
残念ながら、炊き方と内釜、そのどちらにも飛び抜けた印象は無いこの「RZ-AW3000M」ですが、では、全く使えない炊飯器なのかというとそんなことはありません。
この「RZ-AW3000M」 は蒸気カットモデルとなっていて、 全く蒸気が出ない訳ではありませんが、ほとんど出ないのでスライド式の棚にも置くことが出来ます。スチームを利用した長時間保温や、雑穀米や発芽玄米、麦ごはんにも対応した多彩な炊飯コースもあります。
まあ、蒸気カットにしても、豊富な炊飯メニューにしても、やっぱりライバル製品にも普通に搭載されている機能だったりするのですが、この「RZ-AW3000M」は本体価格が5万円前後となっていて、5万円台を軽くオーバーすることがザラにある大手メーカーの他の最上位モデルと比べると、比較的安価なモデルとなります。
少し安めの価格ながら、それなりの高機能を持っているモデルと考えると、パット見ではあまり個性的な感じがしないこの「RZ-AW3000M」にも、それなりの魅力が感じられてくる可能性はあるでしょう。
■RZ-AW3000Mのスペック
発売 | 2017年7月 |
炊飯容量 | 5.5合 |
サイズ | 幅268×奥行352×高さ237mm |
重さ | 約6.6kg |
消費電力(炊飯) | 1,400W |
消費電力量(炊飯時) | 145Wh |
消費電力量(保温時) | 13.7Wh |
内釜 | 高伝熱 打込鉄・釜 |
炊飯時間(極上ふつう) | 40~57分 |
コメント