マイナーチェンジを続けるハイテク土鍋炊飯器。タイガー THE炊きたて「JPG-X100」

もはやお馴染みと言っても良いかもしれない伝統モデルの土鍋炊飯器、「炊きたて」シリーズの最上位モデルです。



タイガー 土鍋圧力IHジャー炊飯器(5.5合炊き)THE炊きたて GRAND Xシリーズ JPG-X100-WF(フロストホワイト)

土鍋を炊飯器として使用する理由、それは土鍋の持つ高い蓄熱性を利用するためです。

基本的に炊きあがったご飯に「おこげ」が付くことを断言している炊飯器は珍しいと言えるでしょう。

そして、この「JPG-X100」はただの土鍋ではありません。

多くの窯元があることで有名な四日市で一品一品焼き上げているのだそうです。工業製品としてちゃんと元が取れるのかどうか気になってしまうところですが、まあ余計なお世話でしょう。

そして、土鍋(内鍋)を加熱する本体も「遠赤特大土かまど」となっていて、高い蓄熱性を誇っています。「特大」というのは、従来の「土かまど」よりもさらに面積が大きくなっているためのようですが、本体サイズ自体は大して変わっていないので、大きくなっているにしても、「特大」という言葉から受ける印象ほどは大きくなっていない可能性が高そうです。

要するに高い蓄熱性を持つ素材で米を炊く、というのがこの「土鍋」炊飯器の特徴です。

このコンセプト自体は「土鍋」炊飯器の登場以来あまり変わっていません。というか、変える必要性も無いのでしょう。

この「JPG-X100」も土鍋の素材に熱伝導性を高める成分が新しく配合されていたり、内ふたに水滴が付きにくい加工がほどこされていたり、土鍋の底に泡立ちを均一にする波紋が彫られていたり、細かな変更はありますが、基本的には旧モデルから大幅に進化しているというわけではなさそうです。

また、可変圧力で沸騰を調整する圧力IHだったり、本体に近づくと表示が点灯するモーションセンサーが組み込まれていたり、操作部がタッチパネルだったりと、「土鍋」と言いながらかなりのハイテク感を漂わせているのも「炊きたて」シリーズ最上位モデルのお馴染みの仕様となっています。

高性能な炊飯器であるだけでなく、「おこげ」が大好きな人にとっては有力なモデルでしょう。

ただ、普通の土鍋よりは丈夫といっても、落とせば割れる危険性のある「土鍋」が内釜になっているので、丁寧な取り扱いは必須です。

■JPG-X100のスペック

炊飯容量0.18~1.0L
サイズ幅261×奥行325×220mm
重さ7.3kg
消費電力1180W
消費電力量(炊飯時)150Wh
消費電力量(保温時)15.8Wh
内釜プレミアム本土鍋
炊飯時間(エコ炊き)55~67分

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