最大加湿量500ml/hと中程度のパワーを持つハイブリッド式の加湿器です。
ホワイト↓
ブラックっぽい、ブルー↓
そして、ブラウン↓
最大加湿量500ml/hでハイブリッド式というと、同じダイニチ製の加湿器には「HD-5012」という、なかなか完成度の高い製品もラインナップされています。
この2モデルの違いは何なのでしょうか?
ズバリ、最大の違いは「お手入れ」です。
ライバル機(たぶん)、「HD-5012」の場合、気化フィルターを通常の水洗いに加え、月に1度クエン酸洗浄をする必要があります。
まあ、これはいたって普通のお手入れと言えるでしょう。
しかし、対するこの「HD-FC500」は、フィルター清掃そのものを必要としません。
ええー!?
どうしてそんなことが可能なのでしょうか?!
なんと!
この「HD-FC500」では、フィルターを「使い捨て」にするという画期的な方法が採用されているのです!
うおー!!
世の中の「エコ」な流れに真っ向から異議を唱えるような、ある意味勇気ある仕組みと言えるのかもしれません。
フィルター清掃を放棄してしまうことにより、この「HD-FC500」は、加湿トレーと水タンクを水洗いしておけばOKという圧倒的な簡単お手入れを実現することに成功しています。しかもトレーは凹凸の少ないタイプなので、お手入れにはお皿洗い程度の労力しか掛からなさそうです。
フィルターの交換目安は約2ヶ月で、フィルターサインが点灯したら古いフィルターをポイして、新しいフィルターをセットすれば、もうこれだけで「清潔加湿」をキープ出来ます。
ただし、このフィルターは3個セットで1890円=1個で630円します。2ヶ月で交換するとなると、年間3,780円ものフィルターコストが掛かるということになります。
多少お金が掛かってもラクをしたい、という人向けの製品であるという側面は見逃せません。
また仕様面を見ると、この「HD-FC500」は、最大加湿量の時の消費電力が290W掛かります。ライバル機「HD-5012」は168Wです。
また、運転モードでもライバル機「HD-5012」には「のど・肌加湿」という高湿度モードに加え、「サラリ加湿」という結露の起こりにくい湿度にコントロールするというモードもありますが、この「HD-FC500」には「のど・肌加湿」はあるものの、「サラリ加湿」はありません。
また、湿度表示も「HD-5012」は1%刻みのデジタル表示ですが、「HD-FC500」は5段階のLEDランプ表示です。
ずらずら見ていく限り、加湿器としての性能面では「HD-5012」の方に軍配が上がりそうな印象が濃厚です。
しかし!
実勢価格を見ると、ライバル機「HD-5012」が13,000円前後なのに対し、この「HD-FC500」は16,000円前後とより高値となっているのです。
これをもって、世の中には「お金を掛けてでもラクをしたい」という人が結構たくさんいるのだ!
と断言することは出来ませんが、ともかくこの「HD-FC500」が「お手入れ」のラクさを最大のポイントとしている製品であるということは確かでしょう。
コメント