オークセール siroca スティングレイ（SVC-350）
siroca crossline 2WAYハンディ&布団クリーナー スティングレイ SVC-350
オークセールは様々な商品の企画、代理店を行っている会社です。「siroca」はオークセールの販売ブランドの1つで、”「ほっ」とできるひと時の創出”を目指しているそうです。
この「スティングレイ」の場合、お手軽にふとんをキレイにして「ほっ」としましょう、ということだと思われます。たぶん。
あの製品に似ているような、、、
「スティングレイ（stingray）」とは英語で「エイ」のことです。海で泳ぐ「エイ」ですね。そういえばカタチがエイっぽいです。有名なふとんクリーナーのレイコップの製品に似ているような気がしましたが、どうやら似ていたのはエイのようです。
ヘッドにUVランプが付いていて、さらにふとんをたたく機能が付いていることで、ふとんをキレイにしていくことが出来るそうです。
UVランプの波長が253.7nmだったりするところと、ふとんを叩く回数が1分間に3,600回だったりするところはレイコップと丸っきり同じだったりするワケですが、これはふとんをキレイにするという目的を極めようとした結果、同じになってしまったということかもしれません。
微妙な「2WAY」クリーナー
この「スティングレイ」には、単にライバル製品を真似ているのではないという証拠があります。
なんと、本体から吸引部分を取り出して「ハンディクリーナー」として使用することが出来るのです。この「スティングレイ」は、ふとんだけでなく部屋の他の場所も掃除が出来る「2WAY」クリーナーというわけです。
おおー！
となるのでしょうか？
ここがちょっと微妙です。
なにしろ、この「スティングレイ」はコード付きの製品です。
いくら「ハンディクリーナー」っぽく動かすことが出来ても、コードを外すことは出来ません。
コード（4.5メートル）の届く範囲内限定の「ハンディクリーナー」だと理解しておく必要があるでしょう。
全てを超越する驚きの80dB
UVランプやたたき機能、2WAYで使用出来るところなど、色々工夫が施されている感のあるこの「スティングレイ」ですが、肝心の掃除能力には少し心もとないところがあります。
掃除機としての吸引力を示す数字である「吸込仕事率」が、なんと45Wしかないのです。
これは驚きです。
吸込仕事率は総合的なゴミを集める能力を示しているわけではないので、この数字が低い＝掃除機としての性能が低い、ということになるわけではありません。しかし、それほど特殊な機能や仕様となっていなさそうなのに単に数字が低いとなると、ちょっと気になるところです。
また、この「スティングレイ」のヘッドには回転ブラシが搭載されていません。これも回転ブラシが無ければいけないということはありませんが、回転ブラシがあった方がゴミを集める力は強いと思われます。
そして、なによりもこの「スティングレイ」について気になるのは、運転音が80dBとなっていることです。
80dB、、、。
これは本当なのでしょうか？
65dB前後の騒音は一般的な掃除機でもよくあるレベルですが、70dB台はあまり見かけません。
そして、それを飛び越える80dBともなると、果たして家電製品が普通に出して良いレベルの音なのかどうかすらも疑ってしまいます。
実際、80dBともなると相当な騒音です。目覚まし時計の音が60dB程度とされていることを考えると、使う時にはちょっとした覚悟をする必要がありそうです。
ちっともおトク感のない付属品付きモデル
この「スティングレイ」は通常モデルの他に「SVC-350A」というモデルもあります。
通常の型番「SVC-350」の末尾に「A」が付いただけという型番ですが、実際にもカラーは異なりますが製品自体は同じで、付属品として予備のフィルターが1枚とお手入れブラシが付いているだけの違いとなっているようです。
それだけの違いですが、本体の価格差は5,000円あります。
予備のフィルターは元々別売で販売されていて価格は1,500円です。となると、お手入れブラシは計算上3,500円ということになりますが、これは相当値が張るお手入れブラシなのではないでしょうか？
というか、お手入れブラシに3500円相当の価値がないと、この付属品付きモデル「SVC-350A」の存在価値自体が揺らいでしまうという崖っぷちなのです。
お手入れブラシはフィルターの掃除に使うようですが、お手入れブラシが付属しない通常の「SVC-350」では「歯ブラシ等のブラシ」で掃除することとなっています。そして実際の「お手入れブラシ」自体もすごく歯ブラシっぽい形状をしているのです。
、、、。
本当に3,500円の価値があるスペシャルなお手入れブラシだとしたら、フィルターのお手入れではなく思い切って歯ブラシとして使用してみた方が良かったりするのかもしれません。
もしかして付属の「お手入れブラシ」にはもっと特殊な機能があるのかもしれませんが、それは使ってみてのお楽しみとなっています。
まとめ
この「スティングレイ」は、なんとなく流行りのふとんクリーナーぽい形状をしていて、なんとなくお掃除にも使える感じですが、イザという時には爆音を発生させる音波兵器としても使うことが出来る、意表を突くほどマルチなクリーナーなのかもしれません。
間違っても「ホッ」としたい時にはスイッチを入れない方が良さそうです。
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