手堅い低価格モデル「RoboVac 11s」が引き続き安定した人気を確保しています。ただ、「ILIFE」、「Kyvol」、「ECOVACS」などのライバルも製品を上位にランクインさせており、ルンバの低価格モデルの展開も含めて、今後の予断を許さない状況となっています。また、組み合わせの意図がよく分からないセット商品が複数ランクインしていますが、今後セット商品が主流になるようだと、ロボット掃除機本体そのものの人気とは別の要素でランキングが変動してしまう困った事態になるのかもしれません。
1位
Eufy「RoboVac 11s」
2018年8月発売モデル。価格目安:19,000円くらい。
同系統となる「Robovac 11」と基本的には同じ仕様ですが、致命的な違いとはならないレベルの微妙な修正が加えられた改良モデルです。本体の両サイドにクルクル回るブラシがあり、本邸底面の回転ブラシを使ってゴミをかき込んでいくという、実にロボット掃除機らしい仕様となっています。落下防止やタイマー設定も可能となっていて、ロボット掃除機として期待される役割を十分に果たしてくれそうです。ただし、アプリとの連携やマッピング機能などは無いので、過大な期待は禁物でしょう。
驚きの吸引力
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2位
Kyvol「Cybovac E20」
2020年5月発売モデル。価格目安:20,000円くらい。
中国系の新興ブランド「Kyvol」のロボット掃除機です。「2500Pa」という吸引力と、最大150分の稼働時間を特徴としています。強い吸引力を誇示していると思われる「2500Pa」という数字の単位である「Pa」は、ゴミを浮き上がらせる力を示す真空度に過ぎないので、もう1つの数字である、浮き上がらせたゴミを本体の内部に吸い込む「風量」が分からないことには、吸引力を示す数値としては完成しないはずですが、現状、ロボット掃除機は2,000Pa前後の真空度の高さをアピールしているモデルが多いので、ちょっと強めの吸引力を持っていることを期待しても良いのかもしれません。最大150分の稼働時間についても、硬い床の上という条件は付いているものの、十分な運転時間と言える長さとなっています。自動で充電台に戻ることが出来るほか、段差からの落下防止機能や、カーペットを感知すると自動で吸引力を強める機能もあり、スケジュール設定も可能となっていて、本体価格を考えれば、満足できる仕様のロボット掃除機ということが出来そうです。ただ、充実の仕様が必ずしも実際の使い勝手の高さとイコールではないということは注意が必要でしょう。また、ロボット掃除機の進入禁止エリアを作るためには、磁気テープを事前に床に貼っておく作業が必要なところは難点かもしれません。
長時間持続バッテリーとパワフルな吸引力の掃除機
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3位
ILIFE「V3s Pro」と電動歯ブラシ オーラルB「PRO2000」のセット
価格目安:24,000円くらい。
ロボット掃除機と電動歯ブラシという、どうやってつながったのかよく分からない組み合わせのセット商品となっています。どちらも絶対に必要ではないけれど、あっても困らないという共通点があるのかもしれません。ロボット掃除機の「V3s Pro」、電動歯ブラシの「PRO2000」のどちらも、アマゾンの売れ筋ランキングの上位ランクの常連製品のため、なかなか強力なセット商品と言えますが、ロボット掃除機「V3s Pro」と電動歯ブラシ「PRO2000」(トラベルケース無し)は、それぞれ単品で17,000円と7,000円くらいなので、セットだからといって特別安くなっているわけではないことには要注意でしょう。
ペット毛片付けの達人。絡まりなくゴミを吸い取る(V3s Pro)
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4位
アイロボット「ルンバ e5」とブリタ「マイクロディスク 浄水フィルター」のセット
価格目安:52,000円くらい。
ロボット掃除機と浄水フィルターという意外過ぎる組み合わせのセット商品です。浄水フィルターを探していて、ロボット掃除機とセットの商品を購入してしまうパターンはだいぶ考えにくいので、どうせロボット掃除機を購入するなら、浄水フィルターが付いていても良いかな、、、というオマケ付き的なセット商品と考えた方が良いのでしょう。ルンバシリーズのキラーモデルである「e5」が、マッピング能力を持たないロボット掃除機の中では、かなり優れたモデルであることは間違いありませんが、「e5」が単品で50,000円くらい、ブリタの浄水フィルター(3個入り)が単品で2,200円くらいなので、セットになっているからといって特別に安くなっているわけではありません。ブリタのボトルを既に持っていて、ちょうどロボット掃除機を購入しようかな、と考えていた人にとっては選びやすいセットモデルなのかもしれません。
AeroForce3段階クリーニングシステム搭載。水洗い可能なダスト容器など、お手入れも手軽なハイエンドモデル(ルンバ e5)
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5位
ECOVACS「DEEBOT OZMO Slim11」
2018年発売モデル。価格目安:20,000円くらい。
本体の高さがわずか5.7cmという薄型モデルです。最大の特徴は、アプリで水量を設定できる「OZMOモップシステム」を採用した水拭き機構です。ゴミの吸引部分には回転ブラシが無く、本体直下のゴミを吸い込むだけなので、水拭き機構と合わせて、フローリング専用のロボット掃除機と言えるでしょう。現行の薄型モデル「DEEBOT OZMO SLIM15」と比べて、性能に大きな違いがあるわけではありませんが、初回付属品が少なくなっている安価仕様のモデルです。
薄型設計&本格水拭ハイエンドモデル
6位
アイロボット「ルンバ 692」
2020年5月発売モデル。価格目安:35,000円くらい。
ロボット掃除機の最強ブランド「ルンバ」の安価シリーズの「アマゾン限定モデル」です。最新モデルのようなマッピング機能は持たず、吸引機構も旧式のタイプながら、Wi-Fi連携で遠隔操作が可能となっています。同様のモデルである「671」とほぼ同じ仕様ですが、この「692」には進入禁止エリアを作る「デュアルバーチャルウォール」が付属しません。
確かな清掃力で床掃除の負担を軽減させます
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7位
アイロボット「ルンバ606」
2019年4月発売モデル。価格目安:29,000円くらい。
現行「ルンバ」の最下位モデル「600シリーズ」のアマゾン限定版です。毛のあるブラシでゴミをかき込む旧式の吸引方式であることはもちろんのこと、スケジュール機能を省き、通常は1台付属するルンバの進入禁止エリアを設定する「バーチャルウォール」を別売りにして、さらに本体を持ち上げるハンドルまでもカットすることで、ぐっと価格を下げて来たモデルです。
確かな清掃力で床掃除の負担を軽減させます
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8位
Kyvol「Cybovac E31」
価格目安:27,000円くらい。
中国系の新興ブランド「Kyvol」のロボット掃除機です。この「Cybovac E31」は、通常の吸引に加えて、水拭きが出来るうえに、独自システムを使って掃除エリアのマッピングが可能となっていて、国内で流通している「Cybovac」シリーズでは上位のモデルとなります。マッピングはカメラやレーザーセンサーではなく、加速度センサーによる理論的な位置を検出するものなので、精度には微妙なところがありそうですが、どのエリアを掃除したか(或いはしていないか)が確認出来るという長所があります。吸引性能も特別高性能とは思えませんが、本体価格を考えれば、十分満足できる可能性はありそうです。
掃除とモップの最強ヘルパー
9位
アイロボット「ルンバ960」
2016年8月発売モデル。価格目安:59,000円くらい。
普通に考えれば十分な機能が搭載されているモデルですが、搭載されているのは新型の「i7」シリーズより旧式のマッピング機能となります。「960」と「961」は本体カラーが違うだけの兄弟モデルです。
vSLAMナビゲーションシステムと5倍の吸引力で、家中をくまなくキレイに
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10位
OKP「K2」
価格目安:20,000円くらい。
本体の直径が約28cmというコンパクトさをウリとするロボット掃除機です。ロボット掃除機の王様「ルンバ」シリーズでは、ほとんどのモデルの本体が直径34cmを超えているので、確かにコンパクトと言えそうです。ただ、部屋の中を機械的に往復を繰り返して掃除をしていくタイプなので、ロボット掃除機として特別賢いということはなく、また、吸引性能が特別高いということもなさそうです。本体価格に見合った、エントリークラスの製品と言えるでしょう。
知能自動掃除機
※上記は調査時点でのランキングと価格目安です。amazon内では1時間ごとにランキングが更新されています。
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