それっぽい仕様で魅力的な価格のロボット掃除機。Kyvol「Cybovac E20」

伝統的な円盤型をしたロボット掃除機です。


ブラック↓



ホワイト↓



Kyvolは、中国の深圳を拠点として、ドローンやプロジェクターなどを開発しているVantopグループ傘下のブランドだそうです。製品展開は2019年からなので歴史はほとんどありませんが、急成長しているVantopグループの資金力をもってすれば、先行勢力に追いつける見込みがあるのかもしれません。

Kyvolの製品は「E20」、「E30」、「E31」の、「Eシリーズ」3モデルしか日本国内においては展開されていません。

海外では高度なマッピング機能を備える「Sシリーズ」もあるようですが、製品の展開が間に合わないのか、はたまた、狭い日本の家屋には高度なマッピング機能など不要だと思われているのか、今後の展開について特にアナウンスも無いようです。

この「E20」は、「Eシリーズ」のエントリーモデルという位置づけで「入門レベルに最適な掃除機」とされています。

ロボット掃除機を使うのに「入門レベル」も「名人レベル」も関係ないような気がしますが、要するに最低ランクの製品ということなのだと思われます。実際、「Eシリーズ」上位の2モデルは、本体の動きを計測することで部屋の簡易的なマッピングを行う機能を備えていますが、この「E20」にはそれがありません。ある程度のプログラムはあるのかもしれませんが、基本的にはランダムな動きをして、通過した部分のゴミを吸引していくタイプの、いわゆるそれほど頭の良くないロボット掃除機となっています。

ただ一応、吸引口には回転ブラシが付いていて、カーペットを検知して吸引力を上げる「カーペットブースト」機能も搭載しています。稼働時間も最長150分と通常の掃除を行うのには十分な時間となっており、掃除が終わったり、バッテリー残量が不足した際には自分で充電台に戻ることも出来ます。アプリを通じてスマホで本体や運転の設定をすることが出来たり、アマゾンのアレクサや、グーグルアシスタントに接続することで音声操作も可能になっているなど、先進っぽい機能も搭載しています。

そして何よりも重要なポイントは、20,000円を切るというこの「E20」の本体価格でしょう。高い清掃能力も、特別な機能も持たず、まあごく普通のロボット掃除機という感じのこの「E20」ですが、この仕様がこの本体価格で実現されているとなると、ライバルとなりそうな他の低価格ロボット掃除機にとっても、油断ならないモデルということになりそうです。進入禁止エリアを作るためには付属のマグネットテープを床に貼る必要があるところはちょっと面倒な感じがしますが、低価格のロボット掃除機の中には進入禁止エリアを作ることが出来ない製品もあるので、作れるだけまだマシと考えることも出来そうです。


■Cybovac E20のスペック

発売2020年
サイズ高さ7cm
重さ-
集じん容積600ml
稼働時間最長150分
稼働面積-
充電時間6~6.5時間
バッテリー寿命-
乗り越え可能な高さ-

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