GPS搭載でとりあえずスキが無くなった印象のトラッカー。fitbit「Charge4」

フィットネス系のウェアラブルデバイスとして、安定した立ち位置を確立しているfitbitの主力モデルです。


ブラック↓

Fitbit Charge4 GPS搭載フィットネストラッカー Black/Black L/Sサイズ [日本正規品] FB417BKBK-FRCJK


ローズウッド↓

Fitbit Charge4 GPS搭載フィットネストラッカー Rosewood L/Sサイズ [日本正規品] FB417BYBY-FRCJK


ストームブルー/ブラック↓

Fitbit Charge4 GPS搭載フィットネストラッカー Storm Blue/Black L/Sサイズ [日本正規品] FB417BKNV


fitbitの「Charge」シリーズは、fitbitの得意分野である、日々の活動量を計測するトラッカーの主力となって来たモデルです。

よりシンプルなシリーズとして、かつては「Alta」シリーズ、現在では「Inspire」シリーズがありますが、「Charge」シリーズは、より画面が大きく、搭載している機能も多いトラッカーの上位シリーズとしてバージョンアップを続けて来ています。

この「Charge4」は、「4」という数字が示すように、旧作となる「Charge3」の後継モデルとなります。

外観は旧作「Charge3」とそれほど変わりませんが、機能には大きな変更が加えられています。

それは単独でのGPS機能の搭載です。

旧作「Charge3」でも、連携しているスマホのGPSを利用することが出来ましたが、単独でのGPS機能が付いたことで、ランニングやウォーキングの際にスマホを持っていなくても、走ったり歩いたりしたルートを記録してくれます。

ルートの距離やペースを計測出来るのはもちろんのこと、旧作同様、光学心拍計が付いており、運動の際の心拍数を心拍ゾーンごとに記録してくれるので、どれくらいの負荷の運動をしているのかも分かるようになっています。また、ルート上のどの場所でどれくらいの負荷がかかっていたかをアプリを通じてマップ上で見えるようになっていて、自分のフィットネスレベルの向上(或いは低下)の確認出来るとともに、毎日のエクササイズへのモチベーションを上げてくれる効果が期待出来そうです。

睡眠時にも装着することで睡眠状態の分析が出来たり、連携しているスマホの着信やSNSの通知機能など、旧作に搭載されていた機能はカバーしているので、旧作に単独GPS機能が上乗せされた正当進化モデルと言えるでしょう。

ただ、使う人にとってGPSが「あると便利だな」くらいのものであれば特に支障はないでしょうが、GPSを利用したルートマップが「どうしても必要だ!」というトレーニング指向の人の場合、この「Charge4」も含め、そもそもfitbitの製品自体が向いていない、またはいずれ向かなくなる可能性があるかもしれません。

トレーニング指向を高めていくと、走行するルート、そしてそのタイムや1キロあたりのペースを把握した上で、さらにルート周回ごとのラップを測ったり、さらにはピッチやストライドなど、より細かなデータを見たくなりがちですが、この「Charge4」はそのような方向性の製品ではありません。単独GPSについても、捕捉時間や精度、使用時のバッテリーの持続時間などを比べると、それを専門としている、いわゆるランニングウォッチには見劣りしてしまいます。

この「Charge4」は、あくまでライトに日々の生活の中でフィットネスレベルを向上させていきたいという人向けの端末なのです。

ワークアウトや消費カロリーなどの目標を楽しく達成するための手段の一つとして、端末の性能だけでなく、アプリの完成度と合わせて魅力を考えるべき製品でしょう。

その点、世界的に多くの利用者がいるfitbitは、やはり有力なブランドと言えます。この「Charge4」は、フィットネス系のトラッカーとして既にある程度の完成度に達していた旧作に、単独GPSが加わったことで、さらに隙の無いモデルとなっています。この「Charge4」よりももっと高性能な端末も、似たような機能でありながら、もっと安価な端末もありますが、fitbitのサービスに好感を抱いている人にとっては、fitibitの「Charge」シリーズの最新モデルという安心感も含めての魅力がある製品といえるでしょう。

現在では、この「Charge4」も含めて、多くの活動量計が光学心拍計などの多彩なセンサー、そしてGPSまで搭載するようになり、似たような機能を持つ製品が増えて来ています。差別化を図る手段として、これからはより利便性の高いツールやデータを提供するなど、アプリも含めたサービス全体の完成度が問われていくことになっていくのでしょう。その代わりに、fitbitのように有料のプレミアムアカウントなどでユーザーを囲い込むことも、色々な形で行われていくことになりそうです。


■fitbit Charge4のスペック

発売2020年4月
測定項目歩数・距離・上昇階数・運動時間・消費カロリー
心拍計測機能あり
GPS機能あり
バッテリー持続時間最大7日間(GPS使用時:5時間)
充電時間1~2時間
サイズ(手首の周囲)S:140~180mm L:180~220mm
重さ-
防水レベル水深50m

コメント