グッとコンパクト、けど価格はコンパクトにならない最強コードレス「Dyson Digital Slim Fluffy」

スティッククリーナーの最強ブランド、ダイソンのコードレス掃除機、スリムタイプです。

ノーマルモデル「Dyson Digital Slim Fluffy」(SV18FF)↓

【6/22新発売】ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy サイクロン式 コードレス掃除機 dyson SV18FF 2020年最新モデル

これまで「V8」、「V10」、「V11」など、ダイソンの掃除機にはコード的な英数字がモデル名として割り振られていましたが、この「Dyson Digital Slim Fluffy」にはそれがありません。型番的には「SV18 FFシリーズ」ということになるのかもしれませんが、メーカーはこの型番を製品の区別用として前面に出すつもりは全くないようです。

どうしてモデル名から英数字を無くすことになったのかについて、特に説明はなく、今後の製品のモデル名もこの「Dyson Digital Slim Fluffy」と同じように文字を羅列するタイプになっていくのかよく分かりませんが、これだとモデル名の区別がしにくい感じがしてしまうことは間違いありません。

これまでであれば「V10」「V12」など、ほぼ一言で認識できたモデル名が、この「Dyson Digital Slim Fluffy」の場合、「Dyson」は論外でしょうし、「Digital」では意味不明ですし、最も有力と思われる「Slim」も「V8 Slim」という亜種が存在しますし、「Fluffy」では該当するモデルが多過ぎてしまいます。

メーカーのホームページの製品名を見るかぎり「Digital Slim」ということにでもなるのかもしれませんが、今後登場する製品の名前によっては、区別するのが面倒なモデルになる危険性がありそうです。

そんな将来性にちょっとした不安を抱えているこの「Dyson Digital Slim Fluffy」ですが、その仕様は決して侮れません。

まず最大の特徴は、モデル名の特徴ともなっている「Slim」=「スリム」です。

現行のダイソンのコードレス掃除機の最上位モデル「V11」では、本体の重さが2.0kgだったのが、この「Dyson Digital Slim Fluffy」は1.5kgとなり、本体だけの重さでも25%軽くなり、ソフトタイプのフラフィヘッドを装着したときの重さで比べると、2.76kg→1.9kgへと30%以上も軽くなっているのです。

この軽量化のためにフラフィヘッドは軽量タイプの「Slim Fluffyクリーナーヘッド」が採用されているのはもちろん、モーターやサイクロン機構、フィルターに至るまで小型化が図られています。

もちろん小型化されていることにより、「V11」と比べて性能部分で見劣りするところがあることも事実です。

「V11」に搭載されているモーターは毎分最大125,000回転して、バッテリーも最長60分の連続運転が可能となっていますが、この「Dyson Digital Slim Fluffy」の軽量モーターは毎分120,000回転と5,000回転少なくなり、連続運転も最長で40分とバッテリーの持続時間も短くなっています。

それでも、同じスリムモデルである「V8 Slim」のモーターが最大107,000回転で、運転時間は同じ最長40分となっていることを考えれば、なかなか強力な性能だということは出来るでしょう。その上、スリムモデルとして重要となるサイズにおいても、同じくスリムモデルである「V8 Slim」は本体の重さが1.58kg、スティック状態での重さが2.15kgとなっていて、この「Dyson Digital Slim Fluffy」の方が軽量性でも優っています。

さらに液晶ディスプレイを備えていたり、ダストカップやフィルターの水洗いが可能となっていたり、バッテリーが交換を想定したネジ不要で着脱できるタイプのものとなっているなど、使い勝手についても向上しています。

軽さ=圧倒的な正義となることの多いコードレス掃除機であることを考えると、ともかく吸引力と持続時間は譲れない!という人以外は、むしろ「V11」よりもこの「Dyson Digital Slim Fluffy」方が良いかも!という場合すらありそうです。

ただ。

当たり前ですが、この「Dyson Digital Slim Fluffy」の方が「V8 Slim」よりも価格が高額となっており、付属品充実タイプともなると「V11」をも凌駕する価格設定になっていたりするので要注意です。

以下、現時点での「Dyson Digital Slim Fluffy」の付属品違いモデルです。ノーマルモデル=「SV18 FF」のオフィシャル価格が75,900円(税込)だということを頭に入れつつ、付属品を見比べてよく検討する必要があるでしょう。

■最高モデル「Dyson Digital Slim Fluffy Pro」(SV18 FF PRO)↓
オフィシャル価格=97,900円(税込)


何をもって「Pro」なのか分かりませんが、ノーマルモデル=「SV18 FF」と比べると、「隙間ノズル」が「LED隙間ノズル」へとランクアップして、さらに「ハードブラシ」、「延長ホース」、「フトンツール」が追加され、長時間運転を可能とする「予備バッテリー」も付いてくる充実セットです。予算が無制限な場合はこのモデルがベストであることは間違いありません。ただ、ド派手なゴールド仕様というところはだいぶ好みが分かれるところかもしれません。

■予備のバッテリーが付かないモデル「Dyson Digital Slim Fluffy+」(SV18 FF COM)↓
オフィシャル価格=86,900円(税込)


最高モデル「Dyson Digital Slim Fluffy Pro」から予備のバッテリーを除いただけの付属品充実モデルです。このモデルに予備のバッテリーを買い足すよりは、初めから「Dyson Digital Slim Fluffy Pro」にした方が、ほんの少しだけお安くなるように価格設定されています。

■エントリーモデル「Dyson Digital Slim Fluffy Origin」(SV18 FF ENT)↓
オフィシャル価格=64,900円(税込)


ノーマルモデル=「SV18 FF」と比べると、「ミニモーターヘッド」と「専用充電ドック」がカットされている廉価版セットです。「ミニモーターヘッド」が無く、もともと「フトンツール」も無いため、「ふとん掃除」が出来ないことから、このモデルだけ「一台三役」というキャッチコピーが外されています。

■Dyson Digital Slim Fluffyのスペック

発売2020年6月
集じん容量-
吸込み仕事率-
運転時間5分/25分/40分
充電時間3.5時間
運転音-
サイズ(スティック時)幅250×奥行1100×高さ233mm
重さ(スティック時)1.90kg
バッテリー寿命-
バッテリー価格12,100円(税込)

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