ついにスマートフォンの販売数で世界の先頭に立ったファーウェイのウェアラブルラインアップです。5G市場の主導権争いに加えて、米中という超大国同士の対立も絡み、ファーウェイの今後の経営環境の先行きには不透明感があることは否めません。
ただ、今のところファーウェイのウェアラブル製品については、アップルウォッチのようにアプリが決定的に重要なスマートウォッチというより、活動量計に近い端末に留まっているので、今後のアプリの開発やバージョンアップに不安があったとしても、とりあえず現時点の製品の機能に満足出来れば、端末単体で使う分には大きな問題はなさそうです。ラインアップは、いわゆる腕時計型をした「WATCH」と、リストバンド型の「Band」の2系統に分かれています。「WATCH」の方がファッション性を意識した高級志向のモデルとなっていますが、スポーツ系に寄った最新モデル「HUAWEI WATCH GT2e」が登場したことで、その垣根は低くなっているようです。
ウェアラブル
HUAWEI WATCH GT2e
2020年4月発売モデル。価格目安:21,000円くらい。
「HUAWEI WATCH GT2」の46mmモデルをベースとした製品です。バンドや外観がスポーツ系のものとなり、価格は若干安価となっています。機能もほぼ共通ですが、Bluetooth経由での通信機能はカットされています。
約2週間の長持ちバッテリー
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HUAWEI WATCH GT2
2019年12月発売モデル。価格目安(46mmモデル):26,000~30,000円くらい。価格目安(42mmモデル):26,000~28,000円くらい。
機能と価格のバランスのレベルが高いメインモデルです。大きめの46mmサイズと、小さめの42mmサイズの2つのモデルがありますが、約2週間という圧倒的なバッテリー性能や、Bluetoothを利用した通話機能は、46mmサイズモデルだけの機能なので要注意です。しかし、42mmサイズモデルも約1週間持続するバッテリー性能を持ち、リアルタイム心拍測定や、ストレスレベルの測定など、他の機能については46mmサイズモデルと共通となっています。また、46mmサイズモデルには無いエレガントな装いにすることも出来るので、使い方によってサイズを選択する必要がありそうです。
HUAWEI WATCH GT
2018年11月発売モデル。価格目安(46mmモデル):16,000~43,000円くらい。価格目安(42mmモデル):16,000円くらい。
外観については後継モデル「GT2」と変わらない旧モデルです。基本的な機能、精細なディスプレイについても大きな差はありません。46mmサイズモデルで約2週間という長寿命なバッテリー性能についても同じですが、GPSの連続使用時間は短くなっており、対応するワークアウトの種類も少ないです。後継モデルと大きくは変わらないものの、そこはやはり旧モデルということでしょう。
HUAWEI Band4 Pro
2020年1月発売モデル。価格目安:9,500円くらい。
GPS機能を内蔵したリストバンド型のウェアラブル端末です。特筆するような個性的な機能はありませんが、活動量計としての基本的な機能の他、最大酸素摂取量などの測定も可能となっていて、価格と機能のバランスが高いモデルとなっています。
GPS搭載|リアルタイムトレーニング|24時間心拍計測
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HUAWEI Band4
2019年11月発売モデル。価格目安:5,000円くらい。
GPSは内蔵していませんが、歩数や消費カロリー測定などの一般的な活動量としての機能の他、心拍測定や睡眠モニタリングなども可能となっているライトユーザー向けの活動量計です。ただ、安価さを追求すると他にも似たようなモデルが存在するうえ、どうしてもこのモデルでなくてはならないような個性的な魅力はそれほど無いかもしれません。
多彩なウォッチフェイス|内蔵USBプラグで簡単充電。手軽に健康管理
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HUAWEI Band3 Pro
2018年10月発売モデル。価格目安:7,000円くらい。
GPS機能を内蔵したリストバンド型のウェアラブル端末の旧モデルです。後継モデルは「HUAWEI BAND4 Pro」となります。「HUAWEI BAND4 Pro」と比べてしまうと、バッテリー性能が短かったり、対応ワークアウトが少なかったり、本体色のバリエーションが少なかったり、当たり前のことながらどうしても見劣りしてしまいますが、GPSを内蔵していない廉価版モデルの「HUAWEI Band4」よりはこちらの方がベターという場合もあるかもしれません。
GPS搭載。軽快トレーニング
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