シリーズ最強。D型の新型ルンバ「s9+」

これまでと全く外観が変わった新型ルンバです。


ルンバ s9+ アイロボット ロボット掃除機 ブラック S955860 【Alexa対応】

円形→D型へと大幅なデザイン変更となっています。

D型になったことで、通常の四角形の部屋であれば壁に沿ってコーナーギリギリまで本体を寄せることが出来ます。

もちろんブラシはD型をした本体前方に配置されているのでゴミを吸い込みやすい上に、ブラシ幅も本体一杯まで広がり、これまでの円形ルンバより長くなっているので、より効率よくゴミを吸い込んでくれそうです。

D型万歳!

ということのようですが、D型をしたロボット掃除機は過去にも登場しています。

そして、それらのロボット掃除機も、当時から同じようなD型の利点をアピールしていました。これまでのルンバは、それを分かった上でのあえての円形というわけではなかったのでしょうか?!

、、、。

まあ、そうではなかったということなのでしょう。

メーカーのアイロボットは、この「s9+」の以前にも、2015年に登場した「980」によって、それまでのルンバの絶対的な掃除方法となっていた、同じ場所を異なる方向から複数回掃除することでキレイにするという、一見ランダムに見えながら独自のアルゴリズムに基づいた動きをバッサリと取り止め、部屋をマッピングしてキッチリと直線的な動きで幾何学的に効率良く掃除をしていくという方式を取り入れています。

その時に使うことの出来る最も優れた技術を搭載しているのです!

メーカーとすれば、そういうことなのでしょうが、最強ブランドとしてロボット掃除機の最先端を自信ありげに走っているように思えるルンバも、実際は試行錯誤を続けながら進んでいるということなのでしょう。

結果として、現状の「ルンバ」の最新=最高状態が「D型」で「マッピング式」だとなっているにもかかわらず、いまだに「円形」で「ランダム式」のモデルも「ルンバ」のラインアップには残っている、というか種類ではそれらの旧タイプの方が多いくらいです。

旧タイプの「ルンバ」にしても、発売時にはかなり高い評価となっているモデルが多いので、別に性能に問題はないことは分かっているのですが、それよりもっと優れた方式があるよ!とすでに判明していると、旧タイプを選ぶときにテンションが上がりにくい感じがしてしまいます。

そしてまた、新しいこの「s9+」の掃除能力がただごとではないのです。

なんと、この「s9+」は旧タイプの「600シリーズ」と比べて、吸引力が40倍になっているというのです。

40倍!

そんなことあるのでしょうか?!

メーカーが公言している数字を並べると、

「600シリーズ」の吸引力×5倍→「e5」と「900シリーズ」の吸引力
「600シリーズ」の吸引力×10倍→「iシリーズ」の吸引力
「600シリーズ」の吸引力×40倍→ 「s9+」の吸引力

ということになります。

この「s9+」は、単純計算でこれまでの最上位モデル「iシリーズ」に対してすらも4倍の吸引力を持っているということになります。40倍よりは現実感のある数字となりますが、それでも吸引力がそんなに簡単に2倍3倍、そして4倍と劇的に上がってしまうことには驚くほかありません。

カーペット上での数値とされる「吸引力」が具体的にどのように計測されて、各モデルがどのような結果となっているのか、たいへん気になるところですが、少なくとも「s9+」の方が「吸引力」が高いということは間違いないのでしょう。

この「s9+」には、「i7シリーズ」から投入されている「vSLAMナビゲーション」を利用した高度なマッピング機能に加えて、こちらも「i7シリーズ」から投入されたゴミを自動で収集する「クリーンベース」もさらに改良を加えた上で標準で付属してきます。アプリ経由での遠隔操作や、拭き掃除ロボット「ブラーバジェットm6」との連携機能など、最上級モデルとしてさすがの最新機能を搭載しています。

何がなんでも最高性能のルンバが欲しい!という場合、この「s9+」以外の選択肢はありません。

しかし、この最高性能ルンバ「s9+」のオフィシャル価格は、186,780円(税込)です。

これは、、、なかなかのお値段です。

ただ、息を整えながらよく考えると、

600シリーズ(643)のオフィシャル価格→32,868円(税込)
その40倍=1,314,720円

「i7+」のオフィシャル価格→142,868円(税込)
その4倍=571,472円

です。

あれ?

吸引力対比で見れば「s9+」って、もしかして結構お得かも!

なんてことになるはずはないので、フロアまで把握する高度なマッピング機能や、角まで取りこぼしの少ない清掃機能や、ケタ外れの40倍の吸引力が本当に必要かどうか、よく検討した方が良いでしょう。

■Roomba s9+のスペック

発売2020年2月
サイズ(本体)奥行312×幅312×高さ89mm
重さ約4.0kg
集じん容積-
稼働時間2時間
稼働面積-
充電時間3時間
バッテリー寿命-
乗り越え可能な高さ-

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