ボタン1つで床を拭き掃除してくれるアイロボットの「ブラーバ」

アイロボット ブラーバ「380j」

「ルンバ」でおなじみのアイロボット社が手がける床拭き専用のロボット掃除機が「ブラーバ」です。


iRobot 床拭きロボットiRobot ブラーバ380j

から拭きが出来ます。水拭きも出来ます。それで十分でしょ?

ゴミをかき集めて、本体内に吸引する高性能ロボット掃除機「ルンバ」とは異なり、この「ブラーバ」はゴミを吸込みません。本体底部にダスタークロスを装着して、部屋の中を走り回るだけです。このため「ルンバ」よりもはるかに簡単な構造となっています。

クロスを装着してのから拭きはもちろん、水タンクを搭載していてクロスを湿らせながらの水拭きも可能となっています。から拭きで約56畳、水拭きでも約20畳とかなりの面積を掃除することが出来ます。充電も急速スタンドを使用することで約2時間となっており、手軽に使用することが出来そうです。

なにしろ床拭きをするだけなので、同じ箇所を複数回通過するランダム方式ではなく、直線方向に往復して掃除をする几帳面タイプです。人工知能うんぬんという性能アピールも特になく、落下防止のセンサーが付いているくらいです。

高さ約2cmの段差を乗り越えることが可能な「ルンバ」に対し、この「ブラーバ」は3mmを越える段差は乗り越えない仕様となっています。ロボットとしての運動能力的には、低いということになりますが、ラグなどに乗り上げてしまって「濡らしたり汚す心配がありません」と、逆にまるで長所のようになっています。

特徴は少ないですが、機能が絞られていることで分かりやすいと言えばそうかもしれません。

専用クロス以外にも、市販の使い捨てお掃除シートも装着出来る仕様となっているので、普段からお掃除シートを使って掃除をしている場合にはすぐにブラーバに掃除を移行出来そうなところも魅力と言えるでしょう。

名前がちょっとカッコいい「NorthStarキューブ」

この「ブラーバ」に広い面積を掃除させるときに必要な補助製品が「NorthStarキューブ」です。

「NorthStar」=「北極星」です。

航行をするときの目印とされた北極星と同じく、「ブラーバ」もこの「NorthStarキューブ」の位置を確認することで、自分が部屋のどこを掃除しているのかを把握することが出来るようです。から拭きモードで19畳以上、水拭きでは8畳以上の広さを掃除する際には、この「NorthStarキューブ」が必要とされています。幸い「NorthStarキューブ」は最初から1つ付属してきます。

驚いたことにこの「NorthStarキューブ」を同時に複数作動させることで「ブラーバ」に最大112畳という広大な面積を掃除させることが出来るようです(から拭き)。

112畳!そんな大広間なんて無いって!と言いたいところですが、昔の江戸城にあった大広間は400畳以上あったようなので、お殿様クラスのご自宅では、ひょっとすると必要な機能なのかもしれません。

ただ、この「NorthStarキューブ」は天井に電波を反射させることで「ブラーバ」と通信を行うらしく、5メートル以上の高さがあったり、色が黒い天井の下ではきちんと動作しないようなので、お殿様のご自宅の大広間が巨大な吹き抜けになっていたりするとやっぱり使えないので「ブラーバ」を使おうとしているお殿様にとっては要注意なところかもしれません。

アイロボット ブラーバ「371j」



iRobot Braava 床拭きロボット 371J

「ブラーバ380j」の正真正銘の弟モデルとなるのが、この「371j」です。

「380j」に付属する急速充電スタンドが無いかわりに、専用クロスがドライ用でプラス1枚、ウェット用がプラス3枚追加されている普及版モデルです。

急速スタンドと専用クロス4枚。

全然つり合わないよ!

思わずそう叫んでしまいそうになりますが、この「371j」の本体価格は37,000円となっています。39,000円する「380j」よりも2,000円安いのです。

専用クロスは3枚で1,800円。ということは1枚あたり600円。4枚の専用クロスは計算上2,400円ということになります。

「371j」は「380j」よりも2,000円安いのに、さらに2,400円分の専用クロスが付いて来る!

お、お得だー!

となるには、急速充電スタンドの価格がいくらなのかということに掛かってくるわけですが、まあそれなりに妥当な金額となっているような気がします。ただ、公式サイトで「納得プライスの最新モデル」とまで言われてしまうと、ちょっと反発を覚えてしまったりしてしまうのは仕方がないところでしょう。

また当然なのですが、急速充電スタンドが無いことでこの「371j」の充電時間は約4時間となっており、約2時間の「380j」の倍の時間が掛かるということは注意が必要です。

よそモノはお断り。ルンバファミリー鉄の掟

アイロボット社がアメリカの企業なだけに、この「ブラーバ」やお掃除ロボット「ルンバ」には海外で発売されている製品が複数存在します。

しかも、この「ブラーバ」の場合は、もともとアイロボット社が買収した「Evolution Robotics」という会社の「ミント」という製品が原型となっているだけに、経緯はより複雑です。「ルンバ」よりも「ブラーバ」のホームページで「並行輸入品など海外仕様製品にはご注意ください」という注意書きが目につくような気がするのも、何かしらの大人の事情があるのかもしれません。

現在「ブラーバ」には、正式な弟モデル「371j」の他に2つの並行モデルが存在するようです。

ブラーバ「320」

パッと見では日本向け「ブラーバ」と区別がつきませんが、この「320」は水拭き専用のウェットクリーニングパッドが付属していないため、水拭き機能を十分に使用出来ないそうです。充電時間も8時間かかるらしく、かなりのスロースターターのようです。

ブラーバ「380t」

真っ黒です。これを見ると、「黒」も精悍な感じがしていいね!と思ってしまったりしますが、日本仕様正規品は「白」のみだそうです。まさに「ブラック」というわけです。

並行モデルも海外では普通に販売されているようなので、別に製品として問題があるわけではないのでしょうが、海外仕様製品についてはアフターサービスの対象外となっているので、海外でブラーバを使用するようなインターナショナルな生活を送っていた方は、残念ながら海外組はあきらめ、国内組を新たに招集する必要があるようです。

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