キッチン家電でも著名なデロンギですが、最も有名なのはオイルヒーターでしょう。
この「ベルカルドオイルヒーター(RHJ75V0915)」は、デロンギのオイルヒーターラインアップの現行最上位モデルとなります。
ピュアホワイト+シルクグレー↓
デロンギ ベルカルド オイルヒーター 【10~13畳用】 RHJ75V0915-GY
ピュアホワイト+パウダーピンク↓
デロンギ ベルカルド オイルヒーター 【10~13畳用】 RHJ75V0915-PK
ピュアホワイト+オパールグリーン↓
デロンギ ベルカルド オイルヒーター 【10~13畳用】 RHJ75V0915-GR
たいていの人にとって、オイルヒーターに代表されるような放熱+輻射熱系の暖房機の快適さが、温風を吹き出すタイプの暖房機より優れているのは間違いないでしょう。しかもオイルヒーターは、単純な構造なために機械として壊れにくく、さらに燃料を補充する必要もありません。
そして、この「ベルカルドオイルヒーター」は最上位モデルということもあって、ON/OFFを自由に設定出来る24時間タイマーに加え、「スリープモード」で睡眠時の温度設定なども出来るようになっています。
さらに、この「ベルカルドオイルヒーター」は「最上位の安全設計モデル」となっていて、チャイルドロックはもちろん、キャスターロックや本体の隙間に指が入らない構造など、近くに子どもがいてもケガをしにくい仕様となっています。
本体についても、表面は最大で60℃までしか上がらないので、うっかり触ってしまったとしてもヤケドをする心配はほとんどありません。
ただ。
最上位モデルといっても、この「ベルカルドオイルヒーター」が他のデロンギのオイルヒーターより格段に優れているということではありません。
下位モデルは、リモコンが付いていなかったり、タイマーの機能が少なかったり、温度やタイマーの設定などに少し手間が増えたり、さらには本体が少し熱かったりしますが、オイルヒーターとしての基本性能については、消費電力が変わらない限りはほとんどありません。
そして、オイルヒーターの消費電力ははっきりいって高いです。
この「ベルカルドオイルヒーター」もその例に漏れず、最大1500Wという莫大な電力を使います。しかも、それでいてすぐに部屋が暖まるというわけでもありません。
何しろ、オイルヒーターは温風を使わず、ジワジワと部屋の空気全体を暖めていくことが長所というか、その存在意義だったりもするので、さっさと部屋を暖めたい場合にはエアコン、又はファンヒーターのスイッチを入れた方が賢明です。
一応、この「ベルカルドオイルヒーター」には「eco運転」というモードもありますが、これは設定温度に対して少しだけ控えめに運転するというモードなので、エコな分、暖かさも少ないという、そりゃ消費電力も少ないよね、という若干イマイチ感のあるモードなので大きな期待を寄せることは禁物です。
電気を節約しつつ、オイルヒーターの快適さを存分に味わいたい!
という欲望を満たすことは、今のところ難しいという現実を受け入れる必要があるでしょう。
しかし、オイルヒーターが稼働している時のポカポカとした暖かさはエアコンやファンヒーターでは今のところ実現できないということもまた現実です。
なるべく暖まりやすい狭い部屋で使ったり、使う時間を限定したり、使い方を工夫すれば、その分消費電力を抑えることは可能です。
アレルギーなどの関係でホコリが舞い上がることは耐え難かったり、ヤケドの心配がある小さな子どもがいたり、やっぱりポカポカ感が何物にも代え難かったり、何かはっきりとした理由があって、そのための電気代を覚悟しさえすれば、それに見合うだけの魅力はある暖房機と言えるでしょう。
■RHJ75V0915-GY/PK/GRのスペック
発売 | 2016年9月 |
サイズ | 長さ535×幅300×高さ680mm |
重さ | 16.5kg |
消費電力 | 1500W |
広さの目安 | 10〜13畳 |
運転調整 | 3段階(1500/900/600W) |
安全機能 | チャイルドロック・キャスターロック・安全プラグ・転倒時自動OFF・過度過昇防止 |
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