ダイソンと真っ向勝負!けど、ちょっと押されめかもしれない東芝のコードレス掃除機「VC-CL1400」

メーカーの東芝はコードレス掃除機として、キャニスタータイプの掃除機を投入して来ていますが、従来からあるスティック型の掃除機のことを忘れてしまったわけではないようです。定評のあるサイクロン機構を備えたトルネオシリーズの「トルネオVコードレス」は今のところはまだ健在です。

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東芝 サイクロン式スティッククリーナー TORNEO V cordless(トルネオ ブイ コードレス) VC-CL1400-Rグランレッド

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東芝 サイクロン式スティッククリーナー TORNEO V cordless(トルネオ ブイ コードレス) VC-CL1400-Nグランブロンズ

この「トルネオVコードレス」は、数少ないサイクロン機構ウリのコードレス掃除機です。

そのサイクロン機構には8つのミニ気筒があり、最高毎分約11万回転するというハイスピードDCモーターでもってゴミと空気を強力に分離すると豪語している正統派のサイクロン掃除機と言えるでしょう。

床の菌を99%除去してくれる上に自走式の床用ブラシや、小さなゴミ残りを教えてくれる東芝の掃除機ではおなじみの「ゴミ残しまセンサー」もしっかり搭載している上に、ヘッドを浮かせると運転を一時停止、さらに時間が経つと完全に停止するという省エネ機構も積み込んでいます。

ただ。

単純にコードレス掃除機としての性能を比べると、ダイソンの最新モデル「V10フラフィ」にはちょっと分が悪い感じもあります。

最大の懸念は運転時間の違いです。

ダイソン「V10フラフィ」は約3時間半の充電で最長60分の運転が出来ますが、この「VC-CL1400」は約5時間の充電で最長25分と、ダイソン「V10フラフィ」の半分以下の時間しか使うことが出来ないのです。

どちらのモデルも、強モードでは約8分と同じ時間なので、単純にダイソンの方が弱い吸引力で長く使えるだけということなのかもしれませんが、ほとんど吸引しない!というクレームレベルの吸引力の弱さでないかぎり、より長く使えた方がやっぱりベターという場合は多いかもしれません。

そして、モーターの回転数でも、ダイソン「V10フラフィ」は最高毎分約125,000回転と、この「VC-CL1400」を上回っているだけにパワー争いでも少し押されている感は否めません。

しかし、この「VC-CL1400」の方が、ダイソン「V10フラフィ」を上回っているところもあります。

それは本体の軽さです。

ダイソン「V10フラフィ」の使用時の重さが約2.58kgとなっているのに対し、この「VC-CL1400」は約1.9kgと600g以上も軽くなっているのです。

掃除機を極力手軽に使いたいという場合、この軽さは大きなポイントとなる可能性はあるので、ダイソン相手の厳しい勝負もまだあきらめたくないところなのでしょうが、軽さ勝負となると、今度はコードレス掃除機のもう1つの人気モデル、マキタのコードレスクリーナーと比べられたときに厳しくなってしまうので難しいところです。

また、この「VC-CL1400」には、風を吹き出すことでこの「VC-CL1400」をブロワーとして使うことを可能にする「エアブローノズル」や「ふとん用ブラシ」など多彩な付属品も付いてきます。

実は、このあたりの仕様は前年モデル「VC-CL1300」と一緒だったりするのですが、この「VC-CL1400」はバッテリーの寿命が延びていたり(充放電2,000回→3,100回にアップ)、使用時間も最長20分→25分に延びていたりするので、この2つのモデルでどちらか選ぶとすれば新モデルであるこの「VC-CL1400」の方がベターでしょう。

■VC-CL1400のスペック

集じん容量0.2L
吸込み仕事率-
運転時間強:約8分、標準:約20~約25分
充電時間約5時間
運転音-
サイズ幅266×奥行1030×高さ224mm
重さ1.4kg(使用時標準:1.9kg)
バッテリー寿命充放電約3,100回
バッテリー価格-

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