東芝 エアリオン・ワイド(DAC-2400)
消臭器という用途の狭いジャンルにありながら、根強い支持を集めているロングセラー製品です。
東芝 エアリオン・ワイド 消臭器 DAC-2400(W)
消臭剤+ファンという単純構造
この「エアリオン・ワイド」は最新技術「グラフト重合法」なる手法によりニオイの除去をするのだそうです。
「グラフト重合法」。
いかにも強力そうですが、正直言って何のことやらまったく分かりません。
グーグル先生によると、どうやら分子の構造に手を加えることで、新しい機能を持つ分子を生み出すことのようです。
従来の、というか一般的な芳香剤は悪臭の分子を覆い隠すようにする「マスキング法」で脱臭を行うようですが、この「エアリオン・ワイド」の場合、消臭成分が化学反応を起こし、悪臭の分子を吸着することで消臭するのだそうです。
つまり、そのような強力な消臭成分を「グラフト重合法」で作り出したということなのだと思われます。
あれ?
消臭成分自体が強力ということは、この「エアリオン・ワイド」本体はいったい何をするのでしょうか?
実は「エアリオン・ワイド」本体は強力な消臭成分を適宜ファンで拡散するという役目を担っているようです。
それだけ?
と言いたくなりますが、一応、3つの運転レベルに応じてファンを動かす時間を変えたりしてくれます。
また、ニオイセンサーも搭載しているので、そのニオイレベルに応じてもファンの稼働時間を調整してくれるのだそうです。
けど、やっぱりそれくらいなのです。
最大の特徴は、搭載している消臭成分そのものにあり、本体はそれを室内に拡散する「ファン」及び大切な消臭成分を保管しておく「箱」ということのようです。
まとめ
「消臭成分」+「ファン」という単純過ぎる構造は、最近のハイテク空気清浄機を唖然とさせるものかもしれません。
しかし、脱臭効果は高いらしく、2003年に発売されながら、いまだに製品としてラインナップされていることを考えると侮れない存在と言えそうです。
秘伝のタレ的な消臭成分は弱モードで最長2ヶ月、強力モードで最短1ヶ月で交換となりますが、消臭成分は1個分約1,000円程度と、まあ我慢出来そうな交換コストとなっています。
そんなに強力な消臭成分なら、それだけで製品になるんじゃないの?
とは誰しもが思うことらしく「エアリオンスプレー」も存在します。
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