象印 極め羽釜NP-WU10
象印の誇る、南部鉄器を内釜に使用した伝統工芸電化製品「極め羽釜」シリーズの最新モデルです。
象印 炊飯器 圧力IH式 5.5合 南部鉄器極め羽釜 プライムブラック NP-WT10-BZ
「特別仕様の極め羽釜がさらに進化」
したのだそうです。
正直言って、昨年モデル(NP-WT10)も、その前年モデル(NP-WS10)も、十分においしそうなご飯を炊ける炊飯器だった感じなのですが、またまた進化してしまったようです。
さらに大火力!なんと約1.3倍!
この「NP-WU10」の火力は昨年モデルと比べて約1.3倍もあるそうです。
1.3倍とはただごとではありません。そんなバカな!と疑われるのを初めから予期してか、炊きあがったお米の粒もさらにふっくら大きくなっているよ!という証拠写真までホームページに掲載されています。
ただ、よく見ると1.3倍というのは「沸騰維持行程の平均電力」の比較だそうです。
昨年モデルが約640Wだったのに対し、この「NP-WU10」は約835Wなのだそうです。なるほど確かに約1.3倍です。
1.3倍の電力を使うから1.3倍の大火力。こうしてみると極めて普通の話です。しかし、1.3倍も電気を使ってしまって、電気代は大丈夫なのでしょうか?
これが実は大丈夫なのです。
この「NP-WU10」の炊飯1回あたりの消費電力量は146Whですが、昨年モデル「NP-WT10」も同じ146Whなのです。
、、、。
炊飯の時の消費電力量は同じ、しかし1.3倍の火力。
何とも不思議な話ですが、まあメーカー渾身の努力のたまものなのでしょう。象印マジックということなのかもしれません。
なんだかんだ言って、やっぱりあまり変わらない
不思議な1.3倍の大火力はさておき、この「NP-WU10」は昨年モデル「NP-WT10」から大きく変化してはいません。
消費電力だけでなく、本体サイズも同じで、パッと見で2つのモデルをただちに見分けることが出来るのは恐らくプロだけだと思われるくらい外観についてもかなり似ています。
「かまどヒーター」、「7通りの炊き分け圧力」といった炊飯に関する仕様も同じです。
、、、。
実のところ、昨年モデル「NP-WT10」も、そのまた前年モデル「NP-WS10」と大して変わっていなかったりするので、この「NP-WU10」は2年前からさほど進化していないとも言えます。
まあ前向きに考えれば、それだけ完成度が高く、熟成された製品とも言えます。南部鉄器を使用しているだけに、伝統工芸的な立ち位置を目指している製品としてとらえてあげる必要があるのかもしれません。
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