パナソニック史上最高の吸引力を誇るコードレス掃除機「MC-SBU820J」

パワー重視のスティック型掃除機です。



パナソニック スティッククリーナー パワーコードレス サイクロン式 ホワイト MC-SBU820J-W

パナソニックのコードレス掃除機と言えば、スッキリしたスリムなデザインが特徴の「IT（イット）」シリーズが中心となっていましたが、ここで新たにパワー重視型のモデルが登場です。

その名も「パワーコードレス」です。

パワーのあるコードレス掃除機。何の変哲もありません。

ただ、

「この吸引力に勝てますか？」

と、キャッチコピーがいきなりケンカ腰な感じです。これはなかなかの武闘派という雰囲気です。

しかし、「勝てますか？」と言われても、何しろ吸引力の話です。

「そりゃ勝てますよ」と胸を張るのも、「いやー、負けますね」とうなだれてみせるのも、おかしな話です。

だいたい、この「勝てますか？」というのは誰に聞いているのでしょう？

文章的には「（あなたがお持ちの掃除機は）この吸引力に勝てますか？」とするのが素直な感じですが、「（あなたが想像している掃除機の吸引力は）この吸引力に勝てますか？（いや、きっと勝てませんよ）」というヒネった感じなのかもしれませんし、そのままズバリ、ダイソンなどのライバルメーカーに向かって「この吸引力に勝てますか？」と正面切ってタンカを切っているのかもしれません。

まあ、いずれにしても吸引力には相当な自信があるということなのでしょう。

この「MC-SBU820J」の吸引力は、パナソニックのコードレススティック史上最高なのだそうです。

、、、。

あれ？

史上最高って、これまでのパナソニックのコードレススティック掃除機と比べての話なの？それってスゴイの？

という気が急速にしてくるわけですが、これがスゴいのです。

その自信からか、コードレス掃除機では普通は記載する必要のない吸込仕事率が、この「MC-SBU820J」においては200W（強運転）であることが明記されています。

200W！

コード付きの掃除機であればむしろ低いくらいの数字ですが、コードレス掃除機としては相当高い数字と言えるでしょう。なにしろダイソンのコードレス掃除機「V10」の吸込仕事率が最高で130Wとされているのです。

す、すごい、、、。

「この吸引力に勝てますか？」

と、改めて問いかけてくるメーカーの高笑いが聞こえてきそうです。

また、パナソニックの掃除機ではお馴染みですが、この「MC-SBU820J」にも約20μmのゴミを見分ける「クリーンセンサー」が付いていて、自動運転をしている時はゴミの量に応じてパワー調整も自動でしてくれます。床用ノズルをワンタッチで取り外すことが出来て、そのまま隙間用のノズルとして使うことが出来るという、これまたお馴染みの「親子のノズル」方式も採用されています。

そして、この床用のノズルは、壁に押し当てると、ヘッドの前方が持ち上がって壁際のゴミを吸い込みやすくなる「ガバとりノズル」でもあったりします。

さらに、付属品もなかなか充実していて、一般的なすき間ノズルの他に本格的なふとん用ノズルも付いてきます。

別に最高ではないかもしれませんが、使い勝手もなかなか良好と言うことが出来そうです。

コードレス掃除機の生命線であるバッテリーにも弱点はありません。

史上最高の吸引力を発揮する「強」は約6分しか続きませんが、「自動」なら約18分〜40分と十分に掃除に使えます。さらに「ロング」なら約50分（ノズルブラシの回転が無い場合は約65分）もバッテリーが持つのだそうです。ただ「ロング」は「自動」よりもパワーを抑えて運転するということなので、まあ貧弱な吸引力ということなのでしょう。

しかし。

この「MC-SBU820J」には、伝家の宝刀200W吸引があります。

掃除をしていて、少しでもゴミが吸い込まれることへの抵抗を見せようものなら、カチッと「強」モードに入れかえて史上最高の吸引力の出番です。

そして、ゴミに向かって言ってやるのです。

「この吸引力に勝てますか？」

、、、。

掃除機はパワー、特に吸込仕事率が高ければ良いというワケではないことは、よく言われますが、パワーが無いよりは、あった方が良いことは間違いありません。

実際のところ、無敵の吸引力というワケにはいかないと思いますが、パワーという分かりやすい分野で勝負する正統派掃除機と言うことが出来るでしょう。

■MC-SBU820Jのスペック