一番軽いわけではないけれど、バランスは良さげなパナソニックの紙パック掃除機「MC-JP800G」

この「MC-JP800G」は「Jコンセプト」シリーズの製品となります。

ホワイト↓


ベージュ↓


「Jコンセプト」とは、パナソニックによる、主に年配の人をターゲットにした普通のモデルとはひと味違う（その分お値段も高い）特徴を掲げたシリーズです。パナソニックによると、ニッポンを楽しむ家電、だそうです。

現在、この「Jコンセプト」シリーズにはこの掃除機の他、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機、電子レンジと白物系家電が並び、さらに電動自転車なども加わって来ています。これで存分にニッポンを楽しむことが出来るのかどうかはよく分かりませんが、こだわりを持った製品が増えるのは良いことには違いありません。

そして、この「MC-JP800G」の特徴、それは「軽い」ということです。

この「軽さ」の実現にメーカーはかなりの労力を割いています。

本体は軽さと強度を両立した繊維強化プラスチック素材（PPFRP)で成形されていて、独自感の際立つ「綾織デザイン」となっています。さらに、モーターにはアルミ素材、延長管には本体と同じ「PPFRP」、床用ノズルには樹脂の中に細かな空洞を持つ「中空ガラス配合軽量プラスチック」が使われ、それぞれ軽量化が図られているというこだわりようです。

これにより、この「MC-JP800G」の本体重量はわずか2.0kg、ホースと延長管と床用ノズルを装着した状態でも3.3kgと、相当な軽さとなっているのです。

ただ、この「MC-JP800G」とライバルメーカーの計量モデルを比べてみると、そこまで大きな差がないということも分かります。

確かにこの「MC-JP800G」が軽い掃除機であることは間違いないのですが、三菱電機の「Be-K」など、かなり接近しているモデルもあります。さらにアイリスオーヤマの「IC-BT1」に至っては、この「MC-JP800G」を下回る軽さとなっています。また、コードレス掃除機なので別扱いとしましたが、シャープの「RACTIVE Air」シリーズのキャニスタータイプの掃除機も1.8kgしかありません。

つまり、この「MC-JP800G」は、かなり素材にこだわって作り込まれているものの、決して最軽量の掃除機ではないのです。

ただ、この「MC-JP800G」は単に軽いだけの掃除機ではありません。

床用ノズルから「子ノズル」がワンタッチで分離することで狭い場所の掃除がしやすい「親子のノズル」や、細かなゴミが残っていることを知らせてくれる「ハウスダスト発見センサー」など、パナソニックの掃除機ではお馴染みの便利機能はこの「MC-JP800G」にもしっかりと搭載されています。

さらにこの「MC-JP800G」では、前かがみにならずに掃除が出来るようにハンドルの形状やホースの接続位置なども工夫されています。

吸引力が特別強力なわけでもなく、本体が一番軽いわけでもないこの「MC-JP800G」ですが、さすがに「Jコンセプト」を名乗るだけあって、細かな部分で色々と工夫されているバランスの良いモデルと言うことは出来そうです。

■MC-JP800Gのスペック

■交換用紙パック（M型Vタイプ）

「AMC-HC12」抗菌・消臭・高集塵・シャッター付き（3枚入）

パナソニック 交換用逃がさんパック 消臭・抗菌加工 M型Vタイプ 3枚入り AMC-HC12

「AMC-NC6」抗菌・防臭・シャッター付き（5枚入）

パナソニック 交換用紙パック 防臭・抗菌加工 M型Vタイプ 5枚入り AMC-NC6

「AMC-S5」シャッター無し（5枚入）

パナソニック 交換用紙パック M型Vタイプ 5枚入 AMC-S5